布団は、質の高い睡眠を得る上で不可欠なアイテムであり、ほとんどの人が日常的に一年中使用し、生活において欠かせない寝具です。
しかし、布団を処分する際には、どのような手続きを踏むべきかが問題となります。
単に可燃ごみや粗大ごみに出すだけで良いのでしょうか?それとも引き取りや処分依頼などの方法があるのでしょうか?厚手の布団の処分には悩みがちな方もいることでしょう。
そこで本記事では、「布団の処分」にまつわる疑問に焦点を当て、具体的な解決策をご紹介します。
布団の種類や適切な処分のタイミングについても解説いたします。
布団の処分に関するお悩みをお持ちの方は、ぜひ最後までお読みいただきたいと思います。
布団の種類・特徴について
布団は種類によって最適な捨て方が違います。
まずはじめに、布団の種類とそれぞれの特徴について解説していきます。
敷布団について
敷布団は一般的に大きく、硬い素材が特徴となります。そのため、敷布団を畳んでも容易にコンパクトにできず、通常はそのままの形で処分されることが一般的です。
裁縫用のハサミなどを使用して切り裂いてコンパクトにすることも可能ですが、これには相当な手間や時間がかかります。さらに、自治体によってはコンパクトにしても、一般の可燃ごみとして処分できない場合があるため、慎重に注意が必要です。
敷布団の処分に関しては、自宅まで引き取りに来る業者に頼むか、粗大ごみの回収サービスを利用することがオススメです。
特徴と注意点
- ・重い
- ・硬い
- ・コンパクトにできない
処分方法
- ・粗大ゴミ回収
- ・不用品回収業者へ依頼
掛け布団について
掛け布団は敷布団などと同じく大型の物ですが、軽くて柔らかいことが特徴です。一般的には、ビニール紐などで小さくコンパクトにまとめて捨てます。
裁縫バサミなどで切って細かくし、一般の可燃ゴミとして捨てるという方法もあります。しかし、布団の中の素材が飛び出してしまうため、汚さないような工夫や注意が必要です。
掛け布団は粗大ゴミで捨てる方法が一般的ですが、軽くて持ち運びが比較的簡単なため、店舗の引き取りサービスを利用する方法もあります。
特徴と注意点
- ・軽い
- ・柔らかい
- ・コンパクトにできる
- ・切ると中身が飛び出す
処分方法
- ・粗大ゴミ回収
- ・引き取りサービス利用
羽毛布団について
羽毛布団は掛け布団と同じカテゴリーに属しますが、その特徴は他と異なり、ボリューム感があります。
細かく分解すると、中の羽毛が飛び出す可能性があるため、通常、ビニール紐などでしっかり縛り、粗大ごみとして処分するのが一般的です。
ただし、シングルサイズの場合はまだしも、ダブル・クイーン・キングなどの大きなサイズの羽毛布団は非常にボリュームがあります。
そのため、軽量ではあるものの、処分のためにはかなりの手間がかかり、粗大ごみとして出すことも容易ではないことがあります。このような場合、専門の業者に処分を依頼することを検討しましょう。
不用品回収業者などは自宅まで取りに来てくれることが一般的で、手間を省けます。また、処分の際には、紐などでしっかりと縛っておくと回収作業がスムーズに進みます。
特徴と注意点
- ・軽い
- ・柔らかい
- ・大きい
- ・コンパクトにできない
処分方法
- ・粗大ゴミ回収
- ・不用品回収業者へ依頼
こたつ布団について
こたつ布団は一般的に大型であり、その重さも相当なものです。細かく切り分ける方法は手間がかかるため、オススメできません。
一般的な処分方法は、ビニール紐などを使用して布団を小さくまとめ、コンパクトに縛ることです。ただし、大型なのでしっかりと縛らないと紐がほどける可能性があるため、慎重に行う必要があります。
布団がきちんとまとまるように、しっかりと縛りましょう。また、大型なので、業者に依頼するのが確実な処分方法です。
粗大ごみとして出すこともできますが、その重さと大きさを考慮すると相当な労力が必要です。
特徴と注意点
- ・重い
- ・柔らかい
- ・大きい
- ・コンパクトにできない
処分方法
- ・粗大ゴミ回収
- ・不用品回収業者へ依頼
座布団について
座布団の場合はそのままの形で処分に出すこともできますが、折り畳んでコンパクトにしたり、細かく切ることも簡単なので、自分がやりやすい捨て方を行うといいでしょう。
特に薄型の座布団などはそのまま可燃ゴミの袋に入れて処分できるため、ほとんど労力はかかりません。
ただし、大型で分厚めの座布団は折り畳むのが難しいので、裁縫バサミで細かく切るか、そのままの形で処分する方法が一般的です。しかし、中の素材が飛び出すと掃除が大変なので注意してください。
また、枚数が多い場合などは不用品回収業者に依頼するというのも手です。不用品回収業者だとまとめて一度に回収してくれるため、枚数が多くて可燃ゴミに出したりするのはコスパが悪いと感じる場合は相談してみましょう。
特徴と注意点
- ・軽い
- ・小さい
- ・折りたためる
- ・切るのが簡単
処分方法
- ・可燃ゴミ回収
- ・粗大ゴミ回収
- ・不用品回収業者へ依頼
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布団の処分方法9選を紹介
前述でも紹介しましたが、布団はサイズの大きなものや厚手のものなど種類が多く、それに応じて処分方法も変わってきます。
そのため、自身の布団に合わせた適切な処分方法を選択することが重要になってきます。
それぞれ詳しく解説しますので、自分に合った方法を選んで布団を処分しましょう。
可燃ゴミとして処分する
可燃ゴミとして布団を処分する場合は、下記のような手順が必要となってきます。
- 1:裁縫ハサミなどの大きめのハサミで、布団類をカットする
- 2:通常のゴミ袋に入れてお住まいの各自治体のルールに合わせて処分する
布団を裁縫バサミなどの大きなハサミでカットし、ゴミ袋などに入れて出せば、布団を可燃ゴミとして処分することができます。ただし、お住まいの自治体において、布団の処分に関する規定は異なり、適切なサイズの決定もその地域により異なります。
ゴミ袋に収めることが可能な場合や、1辺が50㎝未満、あるいは30㎝以下である必要がある自治体も存在します。
この方法では費用はほぼかかりませんが、指定されたサイズに調整するためには相当な手間や労力が必要です。また、布団を切断する過程で綿や糸くずが飛び散ることもあり、部屋を汚す可能性があります。
このようなデメリットも考慮する必要があります。したがって、手間がかかっても良いと考える方や、布団の処分に費用をかけたくない方には、他の方法がオススメです。
メリット
- ・布団を無料で処分できる
- ・捨てるときに手続きが不要
デメリット
- ・布団を切るのに手間がかかる
- ・部屋の片付けが面倒
粗大ゴミとして処分する
布団を粗大ゴミに出し処分する場合ですが、こちらもお住まいの自治体によってやり方や手順が変わってきます。
粗大ゴミとして処分する方法は、主に2種類ありますので、自分がやりやすい方法を選んでください。
まず一番オススメの処分方法、自宅前(集合住宅は集合玄関前や粗大ごみ置き場)まで取りにきてもらう方法です。
この場合は下記のような手順が必要となってきます。
- 1:自治体ごとの予約受付へ事前に申し込む
- 2:郵便局、コンビニなどで粗大ゴミ処理券を購入(A券・B券・C券いずれか)
- 3:布団を紐で縛る
- 4:回収予定日に自宅前へ運ぶ
自治体での粗大ゴミ回収予約方法
自治体での粗大ゴミ予約方法は、各自治体の分別ガイドブックに連絡が記載されています。インターネットで予約する際は、「〇〇区または市 粗大ゴミ受付」と検索しましょう。
問合せした際に、ゴミ処理券はいくら分必要なのかなど確認してください。
ごみ処理券の購入方法
粗大ゴミ処理券は、「A券200円」・「B券300円」・中には「C券1,000円」などがあり、コンビニや郵便局で購入可能です。布団を捨てる場合は、おおよその処分料金は200円~500円になります。
お住まいの地域での布団の処分費用が【200円だった場合は「A券200円」×1枚=200円を購入】、【400円だった場合は「A券200円」×2枚=400円】を購入しましょう。
サイズや数量によって処分価格が異なる可能性があるため、購入前に確認が必要です。ちなみに粗大ゴミ処理券の値段も、各自治体で異なるため確認しましょう。
回収予約日に布団を出しておく場所
布団を紐などで縛ったら、予定日に自宅前(集合住宅は集合玄関前や粗大ごみ置き場)へ持っていきましょう。
粗大ゴミを前日の夜に出すと、近隣住民に迷惑をかける可能性があるため、その点に留意する必要があります。特に環境への配慮が求められる場合は、処分する布団を当日の朝に出すよう心掛けましょう。
メリット
- ・処分費用が安い
- ・自治体の業者に依頼できるから安心
デメリット
- ・事前に申し込みが必要で、繁忙期は予約が取れないこともある
- ・自分で運び出さなければいけない
ゴミ処理施設まで自分で持込んで処分する
次に自分で自治体のゴミ処理場まで持っていく「持ち込み処分」という選択肢もあります。
この場合は下記のような手順が必要となってきます。
- 1:自治体ごとに指定された受付へ事前に申し込む
- 2:布団を紐で縛る
- 3:ゴミ処理場まで持っていく
処理施設によっては予約せずに持ち込めることもあります。ただ確実におこなうためには、問合せをして確認しましょう。
持ち込んだ際、処理場での荷下ろしは自分で行う必要があるので注意しましょう。そして、料金はその場で支払う場合と、粗大ゴミ処理券をあらかじめ購入して支払う場合があります。
布団の持込みによる処分費用は、ごみ処理券が必要な場合か、処理施設で測って料金を確定させる場合と2パターンあります。
計測料金は大体、10キログラムで200円~500円ほどになります。10キログラム未満でも最低金額はかかってしまうので注意が必要です。ゴミ処理券・現金は、施設に持込みする前に忘れず確認と準備をしておきましょう。
メリット
- ・処分費用が安い
- ・自治体に具体的な捨て方を教えてもらえる
デメリット
- ・自分で運ばなければいけない
- ・事前に申し込みが必要
- ・自治体によっては持ち込みを実施していないところもある
買い替えの時に引き取ってもらう
布団を買い替えるのであれば、買い替えをした店舗に既存の布団を引き取ってもらう方法もあります。
新しい布団の配送時と同時に引き取って処分してもらえるため、こちらの方法ですとほとんど手間はかかりません。また、お店にはよりますが処分費用を安く抑えられる可能性もあります。
購入する布団の値段によっては引き取り料を無料としていたり、自店で購入した布団であることが条件で引き取り料も発生したりと、サービスの形態もそれぞれ違うため、事前に確認するようにしましょう。
下記に引き取り可能な布団メーカーさんを一部ご紹介します。
ニトリの場合
まず良く候補に挙がる大手家具メーカーのニトリですが、結論から言うと布団類の回収は不可能です。
ただし、一定期間のみですがリサイクル回収キャンペーンを開催していることがあり、その場合はニトリで同品目の物を購入した際に引き取ってもらうことが可能です。
過去のキャンペーンですと2023年4月28日~5月31日の間に、一部の店舗にて回収を行っていたようです。もし、回収を考えているタイミングでキャンペーンを見かけたときなどには、ご利用してみてはいかがでしょうか。
参考:ニトリ:対象店舗拡⼤!カーペット・敷ふとんのリサイクル回収を期間・地域限定で実施。
ベルメゾンの場合
ベルメゾンでは販売価格41,800円以上かつ大型商品送料7,150円の商品を購入することで、同じ種類の不要家具を引き取ってもらうことができます。
料金としては決して安くはないですが、処分と同時に寝具の買い替えを検討している方には嬉しいサービスかと思われます。
ただし、お届け当日以降のご依頼や、ご注文の商品と種類が異なる家具の場合は引き取りできないそうです。また、沖縄や離島など一部地域は対象外となるため、該当する方は注意しましょう。
参考:Belle Maison
コーナンの場合
コーナンでも、お買い上げ一点につき同等品一点を無料で引き取ってもらえるサービスがあります。
こちらは自身の予算に合わせて買い替えが出来き、さらに布団を引き取ってもらえるのが大きなメリットです。
しかしながら、前提として布団の持ち込みがあったり、一部の店舗では引き取りができない商品もありますので、事前に問い合わせて確認しておくと良いでしょう。
リサイクルショップに売る
リサイクルショップでの販売も一つの手段です。この方法の最大の利点はお金が得られることです。
買い取ってもらう際にはクリーニングが必要ですが、布団の処分費用などはかからないため、その点でメリットがあります。また、出張買取サービスを利用すれば手続きが簡略化されます。
ただし、ブランド品や高級品でない限り、高額で買い取ってもらうことは難しいので、期待しすぎには注意が必要です。
手間をかける割には報酬が見込めないと理解した上で、試してみると良いでしょう。
ネットオークションで売却する
ネットオークションを活用した売却は、リサイクルショップへの販売と同様に、布団の処分費用がかからずお金を得る手段の一つです。
ただし、この方法にもデメリットやリスクが存在するため、注意が必要です。まず、布団が売れるまでには時間がかかる可能性があり、もし売れなければ別の処分方法を検討する必要があります。
ネットオークションでの出品時には、布団の状態や欠陥(キズやシミなど)について、詳細な写真と説明文を記載することが重要です。
不十分な説明では、買い手とのトラブルの可能性があるため、慎重に対応する必要があります。
上記のポイントに留意しながら、発送費用や梱包費用を考慮して価格を設定し、最終的には捨てる場合の処分費用と比較検討することも重要です。
高値が付きやすい布団メーカー
リサイクルショップやネットオークションで高値が付きやすい布団メーカーをご紹介いたします。
下記のメーカー産の物をお持ちの方は検討してみてはいかがでしょうか。
■西川株式会社■
創業1566年から続く、西川株式会社。
西川の羽毛布団の場合は状態などでも変わってきますが、高額査定が付くことがあるため、コンディションに問題がなさそうであれば査定をお願いしてみるとよいでしょう。
URL:https://www.nishikawa1566.com/
■丸八真綿■
全国の一流ホテル・旅館で使われている丸八真綿の布団。
その寝心地を再現した至福の眠りシリーズは、買取でもかなりの高値が付くため、こちらの布団を持っている場合は処分の前に一度査定することをお勧めします。
URL:https://mawata.maruhachi.co.jp/
■エアウィーヴ■
エアウィーヴは、多くのショップで高額買取対象になっているほど人気なマットレスメーカーです。
エアウィーヴの枕は買取査定で5千以上の値段が付いたり、シングルのマットレスでも1万以上、状態が良ければ3万以上の高額査定が付くこともあります。
支援団体・リサイクル団体に寄付する
不要な布団の処分方法の中には、『寄付する』という方法もあります。発展途上国への支援はもちろん、リサイクル利用で布団を新たな商品に作り変える団体なども存在しています。
寄付をする場合には、寄付目的を確認し、自分の考慮したい問題への支援をご検討ください。
寄付方法は、回収や引き取りを行っている団体ごとに変わってくるので、団体のホームページなどをご確認の上、申し込みをしてみましょう。
また、お持ち込みの場合には「無料」の場合もありますが、送る場合やご自宅回収の場合には有料となるので、必ず確認してからご検討しましょう。
下記リンクの団体は、5,500円払えば自宅に回収袋が届いて、その中に布団いれて送り返すといった寄付内容になります。
↓
susteb(サステブ):布団の回収・再生サービス
打ち直し・リメイクする
処分とは少し違うかもしれませんが、「布団を打ち直す・リメイクする」といった方法もあります。
高いお金を出して買った布団などは、直して使いたいと思うかたも多いはずです。新しく買うよりも打ち直しやリメイクしたほうが安く済む可能性があります。
布団を処分してしまう前に、一度検討してみてはいかがでしょうか。
【打ち直し・リメイク価格表】
種類 | サイズ | 料金 |
---|---|---|
掛け布団 | シングル(150㎝×200㎝) | 9,790円/1枚(税込) |
ベビー布団 | シングル(110㎝×135㎝) | 6,600円/1枚(税込) |
丸座布団 | 83㎝×83㎝) | 1,210円/1枚(税込) |
四角座布団 | 59㎝×63㎝) | 1,760円/1枚(税込) |
引越し業者に布団を回収してもらう
引っ越し業者のなかには、引き取り処分を行っているところもあります。引っ越しに伴って同時に布団を処分できるので手間が少なく、自分で布団を運んだりする必要が無くなるのは大きなメリットです。
しかしながらデメリットとしては、そもそも引っ越しを考えていないとこの方法を取ることは出来ませんし、引っ越し代金とは別で回収費用も掛かってきます。
布団の量や状態によっても料金は変わってくるので、引っ越しを検討している方は、一度引っ越し業者に相談してみるとよいでしょう。
不用品回収業者に回収してもらう
不用品回収業者に布団の回収を依頼するという方法もあります。
布団だけでなく、布団以外の家具も一緒に回収してくれるため、家に沢山不用品がある方や、一気に部屋を片付けたいと考えている方にはオススメの方法です。
こちらの方法も、自宅まで回収に来てもらえるため手間がかかりませんが、回収料金は業者によって異なるため、業者ごとの料金感を良く調べる事が必要です。
なかには高額請求をしてくるような悪徳業者も存在するため、ホームページや口コミなどを参考にして信用できる業者か判断すると良いでしょう。
布団の回収ビフォーアフター
布団などの不用品回収の料金事例
こちらは当社くまのての不用品回収料金事例になります。
実家の遺品整理に伴う不用品回収のご依頼
- 主な不用品:洗濯機/冷蔵庫/収納棚/テーブル/座椅子/姿見/ガスコンロ/カーペット/炊飯器/布団類/その他雑貨
- お部屋タイプ:1LDK
- 作業人数:2名
- 作業時間:45分
- ご利用プラン:くまトラL
- 地域:大田区
回収料金:30,000円(税込33,000円)
布団の処分に伴う不用品回収のご依頼
- 主な不用品:こたつ、布団20枚前後、棚、食器棚、ダイニングテーブル、イス4脚、婚礼ダンス、クローゼット、衣装ケース6個、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、炊飯器、机2個、イス2脚、折り畳み式イス、食器・雑貨類10袋など
- お部屋タイプ:戸建て
- 作業人数:4名
- 作業時間:120分~180分前後
- ご利用プラン:くまトラL~LL
- 地域:調布市
回収料金:120,000円(税込132,000円)
遺品整理業者に依頼する!業者の選び方|費用の抑え方|依頼前にやっておくことを解説!
布団を処分するタイミングは?
布団を捨てるタイミングは、布団に使われている布や中綿の種類によって変わってきます。一般的に、体重がかかる敷布団の方が寿命が短くなる傾向にあります。
年式でもおおよそ判断は出来ますが、布団の見た目や状態からも処分のタイミングを判断することができます。布団の膨らみが無くなったり、重さや保温力を感じなくなってきたら買い替えるようにしましょう。
汚れていないからと言って使い続けると、睡眠の質の低下やカビ・ダニの発生につながり、病気の原因になることもあります。快適な睡眠を得るためにも、寿命を目安に買い替えるようにしましょう。
素材名 | 寿命 |
---|---|
羊毛 | 約6~7年 |
羽毛 | 約10~15年 |
ポリエステル | 約3~5年 |
ウレタン | 約5〜10年 |
木綿 | 約3~5年 |
真綿 | 約5年 |
注意喚起:不法投棄は犯罪です
布団を道路上や公園、空き地に捨てる行為は不法投棄と呼ばれ、犯罪にあたります。
不法投棄は、環境破壊や住民の健康被害をもたらすおそれがあり、産業廃棄物でも一般廃棄物でも、不法投棄をした者に対しては厳しい罰則が定められています。
投棄禁止(5年以下の懲役又は1千万円以下の罰金)・両罰規定(3億円以下の罰金)
不法投棄は環境犯罪とも呼ばれ、産業廃棄物処理業界ではかなり大きな問題となっていました。
悪質な不用品回収業者による高額請求などが発生したり、回収業者による不法投棄などの事案も発生しています。
そういった事に関わらないようにするためにも、自治体事の処分や業者などについてよく調べ、適切な処分方法を選択することが重要です。
布団の処分方法まとめ
本記事は布団を捨て方についてまとめてみました。
【布団の処分方法のメリット・デメリットまとめ表】
処分方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
可燃ごみで処分 | ・無料で処分できる ・手続きが不要 | ・布団をゴミ袋に入れるのに手間がかかる |
粗大ゴミで処分 | ・費用が安い ・自治体なので安心 | ・申込みが必要 ・予約ができないことがある |
買い替えで引き取り | ・無料で引き取ってもらえる | ・新しい布団を買う必要がある |
リサイクルショップで売却 | ・お金が得られる | ・買取不可な場合もある |
ネットオークションで売却 | ・お金が得られる | ・売れない可能性がある |
寄付する | ・人の役に立つ ・SDGsになる | ・送料がかかる場合がある |
打ち直し・リメイク | ・再利用できる ・思い出が残る | ・打ち直し・リメイクの費用がかかる |
引越し業者 | ・安く処分できる | ・引越しのタイミングでしか利用できない |
不用品回収業者 | ・すぐ処分できる ・他の不用品もまとめて処分できる | ・費用は割高 |
布団の処分は様々で、どれが最適か迷うこともあるでしょう。
この記事を参考にして、ご自身の状況や各処分方法のメリット・デメリットを検討し、最適な処分方法を見つけてみてください。
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