遺品整理を業者に依頼すると、作業がスムーズに進み、残されたご家族の方も一区切りがつきやすくなります。
しかし、東京では100社以上の遺品整理業者があり、どこに頼めば良いか迷うことがあります。また、費用もなるべく抑えたいと考えるでしょう。
本記事では遺品整理業者に依頼を考えている方に向けて、費用を抑える5ステップ、依頼前にやっておくべきこと、遺品整理業者の選び方や依頼する際のメリットとデメリットをご紹介します。
業者を上手に利用して、費用を抑えつつ遺品整理を行い、遺品とともに思い出もきちんと整理しましょう。
遺品整理業者とはどんな業者?
遺品整理業者は、遺族のかわりに遺品を整理する専門家です。
遺品整理業者は、ただ物を処分するだけでなく、遺族の気持ちに寄り添いながら作業を進めます。遺品の整理に加えて、大切な思い出や貴重な物、通帳などを見つけ出すことも、彼らの得意とするところです。
遺品整理は、自分たちで行うことも可能ですが、体力だけでなく精神的な負担もかかります。(特に、遺品が多い場合や家全体を片付ける場合は、負担が大きいです。)
引用:「遺品整理で苦労した人は多数!捨てられないものはみんなどうしてる?」
上記統計でもわかる通り、整理する量が多かった30.8%、不用品の整理処分が大変13.5%、分別仕分けが大変10%、ごみの量が膨大だった8%と合計62.3%の方が、量と手間が大変だった理由にあげています。
優良な遺品整理業者なら負担を最小限にしつつ、しっかりと整理が行えます。
- 「どこから手を付けていいのかわからない」
- 「処分に困るものがあった」
- 「整理する量が多くて困った」
- 「分別・仕分けが大変」
といった、遺品整理初心者の方にもピッタリです。
特に仕事などが忙しくて時間が作れない方にとっては、スムーズに遺品整理を進めてくれる業者は強い味方といえるでしょう。
遺品整理業者の中には、現場に立ち会わなくても作業を行ってくれるところもあるため、故人の家が遠方の方にとっても心強い存在です。
遺品整理をどうすればいいのかわからず誰かに頼りたい時やスムーズに進めたい時は、遺品整理業者や不用品回収業者を利用するのも選択肢の一つに入ります。
【記事を読む前に】不用品回収くまのての料金プランは、業界最安値の料金設定で、不要になった物が多ければ多いほどお得になる定額プランを提供いたしております。
「料金が安い遺品整理業者にお願いしたい!」「遺品整理を依頼したいが、どの業者に頼んでいいかわからない」とお悩みの場合は是非お問い合わせ下さい!
遺品整理の費用相場について
遺品整理業者の費用の目安として、東京都内でサービスを提供する遺品整理業者5社における各間取りの最安値を元に、計算した平均金額が次の通りです。
↓
間取り | 費用の目安 |
---|---|
1K | 29,560円 |
1DK | 54,450円 |
1LDK | 75,160円 |
2LDK | 129,760円 |
3LDK | 174,750円 |
4LDK | 217,560円 |
遺品整理の費用は間取り以外にも、下記の要素により費用が変動します。
- ・作業人数
- ・作業の時間
- ・整理する荷物の量
- ・建物の階数
- ・駐車スペースの有無
- ・清掃などのオプション
など。
さまざまな要素が加わることで、遺品整理を行う業者の費用が最終的に計算されます。
以下、当社遺品整理に伴う不用品回収の料金事例を一部ご紹介いたします。ご依頼の目安としてご活用ください。
遺品整理に伴う不用品回収の料金事例
戸建て・親族のお家の遺品のお片付け
- 主な不用品:タンス×3、和タンス、クローゼット、食器棚、冷蔵庫、洗濯機、ドレッサー、仏壇(大)、棚、布団15枚、こたつ、ダイニングテーブル、椅子4脚、照明器具3つ、衣装ケース10個、衣類・食器 40袋など
- お部屋タイプ:戸建て
- 作業人数:4名
- 作業時間:120-180分
- ご利用プラン:くまトラLL+超過分
- 地域:川崎市宮前区
回収料金:172,000円(税込189,200円)
戸建て・遺品整理に伴う不用品回収
- 主な不用品:和タンス、洋タンス、婚礼ダンス、本棚、シングルベッド、シングルマットレス、2人掛けソファ、化粧台、食器棚、掃除機、ガラクタ類20袋、衣類15袋
- お部屋タイプ:戸建て
- 作業人数:2名
- 作業時間:60分前後
- ご利用プラン:くまトラL+超過分
- 地域:江戸川区
回収料金:95,000円(税込104,500円)
遺品整理の費用を抑える5つのステップ
遺品整理に特化した遺品整理業者は、サービス内容は充実していますが、費用が高い傾向にあります。実際、遺品整理を依頼してくるお客様の関心事は、第一に費用面でした。
少しでも遺品整理の費用を減らしたい方のために、費用の抑え方を5つご紹介します。
ステップ1~5を全て実践することで、費用を抑えることが期待できます。どれか1つでも費用を安くすることができるので、ぜひお試しください。
【ステップ1】事前に自分で対応する
費用を抑えるためには、作業時間や作業量を減らすべく事前に自分たちで分けておいたり、掃除したりしておきましょう。遺品整理業者の費用は処分や仕分けする量、作業時間で決めるため、細かい物や分別などが多いと、費用が高くなってしまう場合があります。
事前に自分たちで処分や仕分けを行うことで遺品整理業者の作業時間が短縮でき、費用が安くなります。事前に自分たちで対応すれば、思い出の品物を間違って処分されることもありません。
- 処分や仕分けをする時、分別方法がまったくわからなくて困っています、どうすればいいでしょうか?
各自治体から、年に1回送付されてくる分別ガイトブックやパンフレットで確認できます。各自治体のHPにも詳しく記載されているので、確認しながら分別し処分しましょう。
【地域名 分別方法】で検索すると各自治体HPが表示されそこで調べれます。冊子のガイドブックを失くしてしまった方は役所にいって貰ってきましょう。
【ステップ2】買い取りを専門業者に依頼
遺品整理業者の中には買い取りサービスを提供しているところもありますが、ブランド品やビンテージアイテム、貴金属などの価値がある品物をしっかり査定してくれるとは限りません。
買い取りを行う遺品整理業者は、通常、提携している買取業者に仲介してもらいますが、より正確な査定を望むのであれば、それぞれの専門性を持つ買取業者に依頼することがオススメです。
彼らは品物の価値を適切に評価し、公正な買取価格を提示してくれますので、安心して取引を行うことができます。
例をあげると、
引用:Google検索
遺品の中にブランド家具があった場合は、「ブランド家具 買取 東京」と検索すると上記のように表示されます。
このように「〇〇 買取 東京」と検索をし、専門の買取業者を見つけて買取を依頼します。高年式の冷蔵庫や洗濯機などは、専門の買取業者が多く、簡単に発見できるのでチャレンジしてみましょう。
正しい買い取り金額で買い取ってもらえれば、遺品整理の費用をある程度相殺が可能です。
買取業者に依頼する際は、出張買い取りや宅配サービスが利用できるところに依頼しておくと、近隣にお店がない場合や遺品の数が多い場合も、持ち運びをせずスムーズに利用できます。
また、もう済まない物件の室内の不用品に困っている、物件もまるごと売ってしまいたいという方は
「訳あり物件買取ナビ」(運営:株式会社AlbaLink)も参考にしてください。
室内のお荷物なども含めて不動産の価格を査定してもらうことが可能です。
- 高く買取してもらうためのコツなどはありますか?
買取してもらう品物をしっかりキレイにしましょう。冷蔵庫や洗濯機の場合は外側・内側を清掃し脱臭も行うとよいでしょう。
貴金属に関しては、何店舗か回って見積もりを取るのがベストです。
【ステップ3】近くの業者を選ぶ
東京で遺品整理業者を選ぶのなら、なるべく近くの業者を選ぶのもオススメです。
遠方の業者に依頼すると出張費がかさむこともあるため、依頼する場所から近い東京都内の遺品整理業者を選ぶことで費用が抑えられます。Googleマップで検索してみましょう
引用:Googleマップ
Googleマップを開いて、赤枠部分に「遺品整理業者」と入力すると、自分がいる所から一番近い業者が、黄色枠の所に上から順番に表示されます。東京都だと業者の数が多いので、口コミが多くて良い業者から選ぶのがベターです。
ほとんどの不用品回収業者は遺品整理も対応しているので、遺品整理業者に限らず、口コミやホームページなどをしっかり確認して見極めましょう。
口コミが良い不用品回収業者は、遺品整理においても優良な可能性が高いです。
- 近くの遺品整理の業者は絶対に安くなる?
正直、絶対ではありません。近くの遺品整理業者だったとしても、そもそも悪徳業者の可能性があります。
そのため口コミをしっかり確認する事が何よりも大切です。
【ステップ4】見積もりを複数社行う
遺品整理を業者に依頼する際は、見積もりを複数社から取るようにしましょう。
遺品整理の業者は利用する機会がほとんどないため、1社だけでは相場より高いのか適正価格なのかがわかりません。
そのため遺品整理を業者に依頼する場合は、2~3社見積もりを取るのが良いです。
業者ごとの費用だけでなく、やり取りにより業者の対応も確認できます。
もし丁寧に対応してもらえなかった場合は、その業者は避けるのが無難です。
- 見積もり後に追加料金を請求されることはある?
残す予定だったそれなりの量の遺品を、当日やっぱり回収してほしいといった場合だと追加料金を請求される可能性が高いです。
それ以外だと悪徳業者でもない限りは請求されることはないでしょう。
【ステップ5】日時フリー回収の条件で交渉してみる
まず自分たちで仕分けをを行い、残った物を全て処分OKの状態にしておきます。
次に遺品整理業者が見積もりに来た際に、「鍵をお渡しして、自由に出入りしていいが、○月○日までに全て作業を完了させてほしい、その代わり料金を下げられないか?」と交渉しましょう。
経験上、業者側はその方が嬉しかったりします。なぜならば、日時を固定されない分、他の案件にもいけて、案件が薄い時に日時フリーの遺品整理案件ができる事になるので、とても融通が利いて好都合なのです。
もちろん、初日の立ち合い・鍵の受け渡し・作業終了後の立ち合いは必要となるが、かなり費用は抑えられます。もちろん事前に仕分けなど行っていない場合でも、相場よりは安くなります。
遠方の方ですと、初日の立ち合いで鍵の受け渡ししたあと、作業終了の報告を細かく写真で送ってもらい、完了確認する事も可能です。鍵は郵送で返してもらえます。
- 日時フリー回収の注意点はありますか?
残った物全て回収との条件で作業を行うので、貴重品などが残っていた場合、おそらく既に処分後になってしまうためお返しする事が困難になります。
ですので貴重品はしっかり確認しておきましょう。
遺品整理費用の抑え方とポイントまとめ
流れ | ポイント |
---|---|
1.事前に自身で対応する | 処分や仕分けを行うことで遺品整理業者の作業時間が短縮でき、費用が安くなる |
2.買取専門業者に依頼 | それぞれに特化した買取専門業者に依頼する |
3. 近くの業者を選ぶ |
|
4.相見積もりをとる | 2~3社から見積もりを取る |
5.日時フリー回収の条件で交渉をする | ポイント1~4をこなした上で、相見積もり後に決めた遺品整理業者と、日時フリーで値段交渉をする |
遺品整理を急がない方は、上記のポイントを踏まえつつ、閑散期を狙って依頼するのも一つの手でしょう。遺品整理も引っ越しシーズンなど業者が忙しい繁忙期と被ってしまうと、確実に料金が高くなります。
閑散期(かんさんき)は6月・7月・8月・11月・1月・2月です。月単位では、月初と月中は案件が薄い傾向にありますので、ここを狙っていきましょう。
上述の期間に依頼すると、費用を抑えることができます。
不用品回収事例
不用品回収くまのての料金プランは、業界最安値の料金設定で、不要になった物が多ければ多いほどお得になる定額プランを提供いたしております。
「遺品整理が大変で自分じゃできない」「大量のゴミを処分したいが費用が高そうで不安・・・」とお悩みの場合は是非お問い合わせ下さい!
遺品整理を業者に依頼する前にしたいこと
遺品整理を業者にお任せする際、事前にしておきたいことを4つピックアップしました。
遺品整理を業者に依頼したことがない方は、ぜひチェックしてください!
依頼する日にちを決める
遺品整理を業者に依頼する日にちを、家族で話し合って決めましょう。
特に賃貸マンションなどの遺品整理をする際は、部屋の契約期間内や月をまたがないような日程にすることで、家賃が必要以上にかかりません。
貴重品を探しておく
トラブルを避けるべく、業者に依頼する前に貴重品は探しておき、事前に保管しておきましょう。
貴重品の例は次の通りです。
- ・遺言書
- ・通帳
- ・印鑑
- ・重要な書類
- ・現金
- ・貴金属
- ・美術品
- ・個人情報が記載されているカード類
- ・写真類
- ・手紙類
など。
貴重品を探す際は、故人が使っていたタンスや引き出しなどをチェックしておくと良いです。
もし貴重品が見つからなければ、遺品整理業者の貴重品を捜索するサービスを利用しましょう。遺品整理のプロが大切な物を見つけてくれます。
事前に家族や親族などに相談しておく
遺品整理は家族や親族などに相談せずに進めると、後になってトラブルへと発展することもあるため、注意が必要です。
トラブルにならないためにも、事前に形見分けとしてほしいものや捨ててはいけないもの、費用について、家族や親族に相談しておきましょう。
事前に費用を負担する割合や連絡先、認識などをすり合わせて遺品整理を進めていけばトラブルを防げるだけでなく、整理後も家族や親族との関係を壊すことがありません。
エンディングノートや遺言書があるか確認する
故人が希望や死後のことを記した、エンディングノートや遺言書を残しているかもしれません。
遺品整理を始める前は今一度、エンディングノートや遺言書の有無を確認し、ある場合は故人の希望に沿って遺品整理を進めましょう。
東京弁護士会:エンディングノートで出来ること、出来ないこと ─エンディングノートの法的効力─
遺品整理業者の選び方
少子高齢化が進む日本において、最近需要が拡大しているのが遺品整理業者です。信頼できる業者もありますが、残念ながら悪質な業者も少なからず存在しています。
遺品整理を業者に依頼する際に後悔しないように、遺品整理業者の選び方を7つご紹介いたします。
遺品整理士を抱えているか確認
遺品整理業者を選ぶ際は、遺品整理士を抱えているかどうかをチェックすると良いです。
遺品整理士とは、遺品整理士認定協会が手掛ける認定資格。実は遺品整理業を営む上で遺品整理士の資格を取得すること自体は、義務付けられていません。
ですが遺品整理士を抱えている業者であれば、遺品整理自体に関する法律の知識や技術をしっかり持っていると判断できます。
そのため、遺品整理士を抱えている業者であれば、遺族や故人に寄り添ったサービスが受けられる可能性が高くなるでしょう。もちろん遺品整理士がいない業者でも、きちんと対応してくれるところもあります。
あくまでも一つの指針として、「遺品整理士の資格を持つ・取得者を抱えている」という点をチェックしてみてください。※遺品整理士とは、民間団体の独自制度資格です。その他に生前整理アドバイザーなどの資格が存在します。
遺品整理以外のサービスも充実
遺品整理を業者に依頼する際は、整理以外も依頼できると便利です。
遺品整理以外の具体的なサービスは、下記の通りです。
- ・不用品の回収
- ・ハウスクリーニング
- ・リフォーム
- ・特殊清掃
- ・ゴミ屋敷の片付け
遺品整理以外のことも依頼できる業者であれば一括してお任せができ、手続きや作業の負担を最小限にできます。
注意点
サービス内容や範囲は遺品整理業者ごとに異なるため、ホームページをチェックしたり、見積時にどこまで行えるかを確認したりしておくと良いです。
料金が明朗会計で分かりやすい
遺品整理を行う業者を選ぶ際には、料金が明確なところを選ぶと安心です。
その理由は、遺品整理は現場の状況によって費用が異なるからです。予想以上の出費を防ぐためにも、料金が明確な業者に依頼することが良いでしょう。具体的に言うと、費用に関してはパック料金の遺品整理業者を利用するのがオススメです。
さらに見積時に追加料金の有無が記載されていたり、どういった時に追加料金が発生したりするのか説明してくれたりすると、料金面でも安心して依頼ができます。
特に追加料金に関しては、必ず確認してください。なぜなら悪質業者ほど、後からさまざまな理由を付けて高額請求を行うからです。
料金が明確な遺品整理業者に依頼すれば、安全に遺品整理が進められます。
相続に関する相談も対応可能
大切な人との別れの後には、遺品の整理だけでなく、相続に関する悩みが生じるかもしれません。そのような場合は、相続に関する相談窓口や、提携している弁護士を紹介してもらえる遺品整理業者を利用するのが良いです。
相続に関する相談は、いざ必要になるとどこで相談すれば良いかわからないものです。たとえば、弁護士は多く存在していますが、遺品整理の業者とは別に探すと手間がかかります。
しかし、遺品整理業者を通じて専門家を紹介してもらえれば、探す手間が省け、相続に関する相談がスムーズに行え、問題の解決だけでなく時短にも役立ちます。
もしもの時に備えて、相続に関する相談にも対応できる遺品整理業者を利用することを、検討してみてください。
即日対応もできる
遺品整理業者を選ぶ際に、即日対応が可能かどうかも確認することが重要です。
遺品整理は通常、日常の忙しいスケジュールの合間に行われます。そのため、仕事や他の予定に忙しい方や、時間に余裕がない方にとっては、即日対応があると大変助かります。
即日対応が可能であれば、例えば遠方から東京に来て遺品整理をする際に、見積もりと作業を同時に行うことができ、交通費などの費用を節約できます。
また、マンションなどの賃貸住宅では、即日対応ができる遺品整理業者に依頼することで、更新前に整理が完了し、翌月以降の家賃を支払う必要がなくなります。遺品整理業者を選ぶ際には、即日対応が可能かどうかも確認してみてください。
現地での見積もりも行える
見積りはオンラインだけでなく、現地で見積もりができるとこなら、なお良いです。
遺品整理は現場の状況によって費用が変わってくるため、現地で見積もりをしてもらうことで費用が正確にわかり、電話やメールなどでは伝わりにくい遺品の量もきちんと伝えられます。
ちなみに遺品の量が多いのに現地見積りをしたがらなかったり、応じなかったりする業者の場合は、作業当日にさまざまな理由を付けて追加請求を行う悪質業者の可能性もあるため、注意しましょう。
正確な費用や作業内容を知るためにも、現地での見積もりが依頼できる遺品整理業者を選ぶと良いです。
認可や届け出をチェック
遺品整理業者を選ぶのなら、認可を得ている業者や届け出を出している業者を選びましょう。
なぜなら認可を得ている業者や届けを出している業者であれば、トラブルに遭う可能性が低く安心感があるうえ、高い品質のサービスが受けられるからです。
遺品整理業者を選ぶ際に必ず確認してほしい許可や届け出は、次の通りとなっています。
種別 | 詳細 |
---|---|
一般廃棄物収集運搬業許可 | 廃棄物の処理に必要 |
古物商許可 | 遺品や家財の買い取りに必要 |
一般貨物自動車運送事業許可or貨物自動車運送事業の届出 | 形見分けなどの配送 |
一般廃棄物収集運搬業許可に関しては遺品整理業者が取得していなくても、取得している業者と連携しているのであれば問題ありません。
その他、あった方が良い資格は下記の通りです。
種別 | 詳細 |
---|---|
遺品整理士 | 遺品整理に関する法律や知識を持っている |
事件現場特殊清掃士 | 特殊清掃に必要 |
遺品査定士 | 不要な遺品の買い取りに必要 |
遺品整理士をはじめとした資格は必須ではないものの、あれば信頼度が増すものとなっています。
遺品整理業者を選ぶ際は、認可を得ていたり届け出を出していたりするか、しっかりとチェックしましょう。
遺品整理業者の選び方の流れとポイントまとめ
流れ | ポイント |
---|---|
遺品整理士を抱えているか確認 |
|
遺品整理以外のサービスも充実しているか | 様々なサービスを一括でお願いできる業者に依頼する |
料金が明朗会計で分かりやすいか |
|
相続に関する相談も対応可能か | 相続の相談窓口があるか、弁護士を紹介してくれるかなど確認 |
即日対応もできるか | 即日対応できるかどうか |
現地での見積もりも行えるか | 量が多いのに現地見積もりに来てくれない業者は要注意 |
認可や届け出をチェック | 各認可をHP等で確認をする |
遺品整理を業者に依頼するメリットとデメリット
遺品整理を業者に依頼するうえでのメリットとデメリットをまとめました。
遺品整理のメリット
- ・遺品の買い取りもお願いできる
- ・遺品整理が素早く終えられる
- ・重いものの運び出しもお任せOK
- ・仕分けや分別もやってくれる
- ・ハウスクリーニングなどの相談もできる
など。
遺品整理を業者に依頼するメリットは、仏壇や神棚といった通常では処分できないものも任せられるので、安心という面もあります。
その他にも、体力面だけでなく精神面でも負担のかかる遺品整理を、素早く終えられる点も業者のメリットといえるでしょう。
遺品整理のデメリット
- ・費用が高い
- ・悪質業者とのトラブルの可能性もある
など。
遺品整理業者には、残念ながら少なからず悪質業者が存在します。
悪質業者に依頼すると、見積もりよりも高額になるだけでなく、残したい思い出の品や大事な遺品が処分されるなど、数々のトラブルに発展する可能性もあります。
業者選びはくれぐれも注意して進めてください。
遺品整理業者のトラブル例
国民生活センターにて2018年7月19日に公表された「PIO-NETにおける「遺品整理サービス」に関する相談件数の推移」によると、少し前ですが2013年度から5年間における遺品整理サービスに関する相談件数の推移は、次の通りとなりました。
引用:こんなはずじゃなかった!遺品整理サービスでの契約トラブル
上記のデータから、遺品整理の業者を利用する際は少なからずトラブルに遭う可能性があることがわかります。
そのため、業者選びの際は注意が必要といえるでしょう。遺品整理におけるトラブルに関しては、東京都の杉並区で発行された「くらしの窓 すぎなみ2019年5月号」に、遺品整理サービスのトラブルに関する下記相談例が記載されていました。
- ・見積の際にせかされて契約したが、作業が始まらないので解約したい。
- ・解約を申し出たら高額なキャンセル料を請求された。
- ・作業時に予定外の料金を請求され、最終的に見積金額の2倍の費用を請求された。
- ・処分しないように頼んだ物を、勝手に処分された。
悪質な遺品整理業者のトラブルは他にもあるため、くれぐれも気を付けてください。
トラブル例
- ・残して欲しかった遺品を勝手に処分された
- ・貴重品が盗まれる
- ・不法投棄
- ・相場以下の値段で買い取り
遺品整理を業者に依頼する場合はトラブルを回避すべく、本記事でご紹介した選び方を参考に慎重に進めるのが大事です。
万が一遺品整理業者とトラブルになった際は、消費者生活センターに相談しましょう。
相談先 | 電話番号 |
---|---|
消費者ホットライン(全国統一番号) | 188 |
東京都消費生活総合センター(月曜日~土曜日の9:00~17:00) | 03-3235-1155 |
遺品整理は業者に頼らず自分でできるのか?
遺品整理は、遺品整理業者に頼まずに、自分たちで行うことも可能です。遺品が少ない場合や家族が一緒に住んでいる場合は、負担や手間が少なく、自分たちで対処できるからです。
なお、遺品が多くても自分たちで整理したい場合は、不用品の処分や運び出しだけは、不用品回収業者に依頼することで、作業がスムーズに進みます。
大切な品物から遺品を仕分けし、不用品回収業者に運び出しを任せることで、重たいものを運ぶ負担や処分の手間を軽減できます。
また、不用品回収業者を利用することで、遺品の量や場所に応じて費用を抑えることもできます。
遺品整理は、遺品の量や状況に応じて、自分たちで行うこともできます。その際は、うまく不用品回収業者を利用して、負担を軽減しましょう。
まとめ
故人を失った直後に必要なのが、遺品整理です。自分たちで行うことも可能ですが、体力的・精神的に負担が大きい場合は、専門業者に頼むのも一つの方法です。
そのようにしても、故人は怒ったりしないでしょう。負担の大きい遺品整理を専門業者に頼むなら、不用品回収業者もオススメです。
大切な思い出の品は自ら整理し、他のものは不用品回収業者に依頼することで、負担を軽くしつつ、後悔のない遺品整理が可能です。
遺品整理は、自分や家族が納得できる方法を選ぶことが大切です。
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