毎日の食事には絶対に欠かすことのできない家電製品である炊飯器。そんな炊飯器ですが、どのように捨てたらいいのか分からないという方も多いのではないでしょうか?
家電ではあるけれど、危険ではなさそうだから不燃ゴミとして捨てることができるかどうかなど、疑問に思っている方もいるでしょう。
本記事では、炊飯器の正しい捨て方について解説、処分方法8選を紹介します。
炊飯器を処分するタイミングとは?
使っている炊飯器の調子が悪くなったり、今よりもさらに美味しいご飯を炊きたいといった場合に、炊飯器に買い替えを検討する方が多いでしょう。しかしながら、調子が悪かったしても一時的なものかもしれません。
炊飯器の寿命は「約3~10年」と言われており、かなり幅広いです。幅広い理由は、炊飯器の内釜と外釜の寿命が異なるからです。
お米を研いで、熱を加えるなどの作業を毎日行うので、使用頻度が多さから内釜が劣化してしまうことがほとんどです。そのため、炊飯器の寿命は内釜が3~5年ほどであり、外釜を合わせると10年ほどで寿命を迎えることが多いです。
炊飯器の処分のタイミングを見極めるポイント
もしかしたら、まだ十分に使える可能性などもあるので、本当に今が炊飯器を処分するタイミングなのかどうかを、しっかりと見極める必要があります。
見極める際のポイントを4つ、ご紹介いたします。
ごはんがいつも通りに炊けない
水の量がお米の量を間違えている場合もありますが、べちょべちょだったり、芯が残ってしまっている状態を繰り返している場合は、炊飯器の温度調整機能が故障している可能性があります。
何度もちゃんと計測して炊いているのに、べちょべちょだったりや芯が残ってしまう場合は、修理を検討しましょう。
炊いたごはんの臭い・色が違う
ごはんから変な臭いもしくは、嫌な臭いがしたり、いつもとごはんの色が違う場合は、内釜が汚れている可能性が考えられます。
ただし、内釜を綺麗にしても改善されない場合は、炊飯機能が故障しているかもしれません。この場合は、修理では直らないことが多々ありますので、場合によっては処分を考えましょう。
スイッチを押しても反応しない
電源コードを差しているのに反応しない場合は、1度電源コードを抜き差しなおしてみましょう。差しなおしても、反応が無い場合は故障している可能性が高く、購入してから年数が経っている場合は、買い替え時です。
炊飯器の音がおかしい
蒸気が出る付近から、ピーピーと音がしたりや、空気が漏れる音などがする場合は、蒸気口を綺麗にしてみて、ゴムパッキンが汚れてないか確認してみましょう。
ピーピー音や、空気が漏れる音とは、明らかに違う異音がする場合は使用を控えて、買い替えましょう。
保証期間が残っているかどうか
前述でもご紹介しましたが、ご飯を炊いた際に変な匂いがしたり、水の量も合っているのに炊き加減がおかしかったりする場合などは、修理するという選択肢があります。
通常であれば炊飯器には、1年のメーカー保証というものが付いています。メーカーによっては申し込みをおこなえばその保証期間を有料にはなりますが、延長できる場合もありますので、1度メーカーに確認してみるのもいいでしょう。
また、その保証期間内であれば、メーカーによって無料で処分をしてもらえる可能性もありますので、こちらも確認しましょう。
メーカー受付例:修理受付 – タイガー魔法瓶
修理部品の取り扱いは、だいたい約6年
冒頭でも少しお話しましたが、炊飯器には金属やゴムなど、さまざまな材料が使われています。
炊飯器の調子は悪いけれど、壊れているわけではないという場合は、不調の原因である部分の部品を交換するという手段もあります。ただし、多くの場合、その製品が販売されてから約6年が経ってしまうと、修理部品の取り扱い自体が終わってしまうので、その取り扱い期限内であることが大切です。
部品によっては新しい炊飯器を購入した方が安く済むという場合もあるので、そういった場合に初めて買い替えを検討するといいかもしれません。
炊飯器の正しい捨て方
炊飯器は「家電リサイクル法」の対象外となっています。そのため、粗大ゴミもしくは、不燃ゴミとして処分されます。
ただし、粗大ゴミは規定があり、30㎝以上や50㎝以上であるものと定められていることが多く、各自治体によって何㎝以上か異なってきます。また、「家電リサイクル法」とは別の「小型家電リサイクル法」で炊飯器を対象としている自治体もあります。
「小型家電リサイクル法」は、各自治体でルールが異なるので、それらに従って正しく処分する必要がありますので、注意が必要です。また、事前に炊飯器の合数やサイズなどを確認しておくことをオススメします。
参考:小型家電リサイクル法とは
以下、ご紹介する処分方法8選を参考に、炊飯器の処分を検討してみてください。
不燃ゴミとしての処分
各自治体によっては、炊飯器を不燃ゴミとして処分できる場合があります。この場合は処分にかかる費用は無料で、通常のゴミのように自治体が指定したゴミ袋に入れて処分することが可能です。
しかし、炊飯器を不燃ゴミとして処分したい場合は、炊飯器のサイズが重要になります。また、スプレー缶・ライター・乾電池などの有害ゴミと一緒に捨てることは禁止されている自治体が多いです。
月に1回など自治体によりますが、不燃ゴミの収集日の頻度が少ない為、処分する機会を逃さないように注意が必要です。
炊飯器の1辺の長さが30㎝以内であれば不燃ゴミとして処分することができますが、このサイズを超えてしまうと不燃ゴミとしては処分できません。その場合は、粗大ゴミとしての処分となってしまいます。
リチウムイオン電池内蔵タイプの炊飯器は、不燃ゴミNG
最新式の炊飯器などによっては、リチウムイオン電池内蔵の液晶パネルが採用されている炊飯器も存在します。
このタイプの炊飯器の場合、小型家電としてのリサイクルか粗大ゴミとなってしまいます。
ですが、リチウムイオン電池を外して、各自治体が指定している方法で処分すれば、不燃ゴミとして処分することも可能ですただし、自治体によって処分方法などは異なりますので、事前に確認しておきましょう。
粗大ゴミとしての処分
前述の通り、規定のサイズを超えてしまった場合は、粗大ゴミとして処分をしなければなりません。
粗大ゴミによる処分は、下記の流れで行います。
- 1:自治体に回収日の予約をする
- 2:粗大ゴミシールの購入
- 3:炊飯器に粗大ゴミシールを貼る【200円~1,000円】
- 4:予約した回収日までに指定の場所へ運ぶ
上記のように、自治体に申し込みをしたり、粗大ゴミシールを購入したりと、手間がかかります。また、回収日までに指定の場所へ置いておく必要もあるので、忙しい方には少し困難かもしれません。
時期によっては、予約ができない場合があるため、時間を要する可能性もあります。そのため、すぐに処分したい方や、忙しい方には、オススメできない方法です。
小型家電リサイクル法の回収ボックスで処分
小型家電製品の中には必ず、金属が部品として使われています。その金属を取り出して再利用をしていくのが、小型家電リサイクル法です。
処分の方法として「小型家電回収ボックス」を設置していますので、こちらに投入するだけになります。ただ、回収ボックスの入り口は小さいことが多く、投入できない可能性があります。
投入できなかった場合は、ゴミ処理施設や公民館等で回収を行っており、各自治体によって回収方法が異なってきますので注意が必要です。
また、小型家電リサイクル法の対象となる小型家電の種類が違うため、お住まいの自治体では、炊飯器が小型家電リサイクル法の対象となっているかどうかや、回収を行っている施設の場所など自治体のホームページで確認しましょう。
家電量販店に引き取ってもらう
家電量販店に持ち込んで処分することも可能です。大手の家電量販店では、無料で処分してもらえたりや、下取りをしてもらえることもありますので、買い替えを行う場合は、オススメな方法です。
ただし、店舗により処分方法や費用は異なるため、事前に確認しておくと良いでしょう。
以下、家電量販店3社をまとめてみました。
店舗名 | 費用 | 注意点 |
---|---|---|
ヨドバシカメラ | 1,100円(税込) |
|
ヤマダ電機 | 550円(税込) | 左記の料金は店頭持ち込みの場合 ⇒詳細はこちら |
ケーズデンキ | 1,100円(税込) | 引き取りのみの場合出張料金が発生 ⇒詳細はこちら |
フリマアプリやネットオークションで出品する
フリマアプリやネットオークションを利用しての販売も、不用品処分の方法の1つです。
この手段では、処分費用が不要であり、自身で価格を設定できるため、納得のいく値段で商品を手放すことができ、利益を得ることも可能です。
さらに、オンライン上で取引が完結するため、時間に余裕のない方にもおすすめです。ただし、著しい傷や汚れがある場合は、商品の売却可能性が低くなりますので、事前に清掃しておくことが重要です。
また、外見が良好でも機能しない場合は、売れる可能性が低いので、汚れなどは事前に清掃し、動作確認を行うことが大切です。さらに、オンライン取引の利点には、手間がかかるという面もあります。
商品を出品するには、写真を撮影し、詳細な説明を記載する必要がありますので、トラブルを防ぐためにも、商品の型番や傷の状態、動作状況など、できるだけ詳細な情報を提供することが望ましいでしょう。
型番がどこにあるのかは下記を参考に探してみてください。
出品後は、購入者とのやり取りや、梱包作業・発送作業など対応を自分で行わなければいけません。
必ず売れるとも限らない為、場合によっては長期間売れない可能性もありますので、すぐに処分したい方には、オススメできない方法です。
リサイクルショップで買い取ってもらう
不用品処分として、リサイクルショップに直接持ち込むという方法があります。この方法は、フリマアプリやネットオークションで販売する場合と同様に、利益を得ることができます。
ただし、品物が著しく傷ついていたり汚れている場合、買い取りを拒否される可能性があります。そのため、取扱説明書や保証書、付属品などはしっかりと揃えておくことが重要です。
次の所有者が正しく使い方を理解できるようにするためにも、取扱説明書などがあると買い取りの可能性が高まります。ただし、個人情報などが保証書に記載されている場合は、その部分を削除するか付属品を添付しない方が安全です。
また、一部の店舗では出張買取サービスを提供している場合もありますので、事前にホームページなどで確認しておくことがオススメします。
以下、リサイクルショップ3社をまとめてみました。
店舗名 | 費用 | 注意点 |
---|---|---|
ブックオフ | 無料 |
|
トレジャーファクトリー | 無料 |
|
セカンドストリート | 無料 |
|
必要としている人に譲る
この方法であれば、費用は掛からず手放せます。友人や家族などであれば、多少の傷や汚れであれば引き取ってくれるかもしれません。
ただ、綺麗にしておくことは大切ですので、譲る前には綺麗にしてから譲るようにしましょう。この際も、取扱説明書や付属品はつけてあげると良いでしょう。また、譲る際は、現物を確認してもらったり、詳細を詳しく伝えてあげましょう。
不用品回収業者に依頼する
不要な炊飯器を手早く処分したい場合は、不用品回収業者に依頼するのが便利です。中には買取サービスも提供している業者があり、炊飯器の状態や年式によっては買い取ってもらえることもあります。
また、他にも不要なものがあれば一緒に回収してもらうことができます。ただし、炊飯器だけを依頼すると出張費や作業料が高額になることがありますので、他の不用品とまとめて依頼すると経済的です。
近年では、悪質な業者も増えていますので、依頼する前に口コミや会社の情報を確認することが重要です。
不用品回収事例
まとめ
本記事では、炊飯器の捨て方についてまとめました。
炊飯器を処分する際には、不燃ゴミや、小型家電製品対象のリサイクルとして処分をする場合は基本的には費用はかかりません。
ただし、粗大ゴミとして処分する場合や、不用品回収業者に依頼する場合には、自治体によって異なる粗大ゴミ処理券の購入費用や回収料金がかかる場合があります。
以下に、各処分方法の費用を表にまとめましたので、ご参考にしてください。
各処分方法の費用まとめ
>処分方法 | 費用 |
---|---|
不燃ゴミ | 無料 |
粗大ゴミ | 200円~1,000円程度 ※各自治体で異なる |
小型家電リサイクル法 | 無料 ※各自治体で対象品が異なる |
家電量販店 | 500円~1,100円程度 ※店舗によって異なる |
フリマアプリやネットオークションで出品する | 配送手数料 |
リサイクルショップで買い取ってもらう | 無料 |
必要にしている人に譲る | 無料 |
不用品回収業者に依頼する | 単品5,000円~ |
こちらはご自身のニーズに合った捨て方をYES・NO方式でまとめたフローチャートになります。処分方法の参考として活用してみてください。
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