ご自身に限らず、家族や親族、友人・知人がゴミ屋敷に住んでいて、なんとかしたいという方の相談も最近増えてきています。

• 「ゴミ屋敷を片付けたいけれど、自分でどこまでできるかな？」
• 「ゴミ屋敷専門業者に依頼するといくらかかるんだろう…？」
• 「いろんな業者があるけれど、どの業者がいいの？おすすめを知りたい」
• 「自分で片付け始めたけど、心が折れたので業者に頼みたい」
• 「仕事が忙しすぎてゴミ屋敷に、業者に頼み一気に片づけてリセットしたい」

下記データの通り、約半数は引っ越しが理由、3割が快適に暮らしたいといった理由です。

引用：片付けトントン

引っ越しという強制的な出来事が発生すると、ゴミ屋敷状態だった場合、部屋をきれいに片付けなければいけません。しかしゴミ屋敷の片付けは、一筋縄ではいきません。

そのため本記事では、自分でゴミ屋敷を片付けるのではなく、専門業者に依頼してゴミ屋敷を片付ける方法をオススメしています。「ゴミ屋敷を片づけたい！」と感じている方に役立つ情報が満載なので、ぜひご参考ください。

ゴミ屋敷の掃除は業者に依頼した方が良い理由

「ゴミ屋敷専門の業者に依頼すると費用がかかるから、できれば自分で片付けたい！」

このように考えている方が多いと思います。しかしゴミ屋敷を自分で片付けようとすると、3つのデメリットに衝突します。

ゴミの量が多くて分別作業が大変

自治体によってゴミの分別方法や出し方が異なるので、まずは自治体ホームページや広報誌などを確認して、ゴミの分別方法や出し方について調べることからゴミ屋敷の片付けがはじまります。

そして、自治体の指示通りに大量のゴミを正しく分別する。もうこれだけで気が遠くなる作業ではないでしょうか。

さらにゴミを片付けたら、次は室内を掃除する必要があります。

部屋にたまったゴミの量や汚れの程度にもよるのですが、ゴミ屋敷の掃除を自分でやろうとした場合、数時間程度で終わることはまずありません。

丸1日、あるいは数日間にわたってひたすらゴミ屋敷を片付けることになるでしょう。

少しでもゴミや汚れが残っていると、そこを起点に再びゴミ屋敷化してしまうので、しっかりと片付けるためにはやはりゴミ屋敷専門の業者に依頼したほうがいいでしょう。

まとめて片付けられない

自分でゴミ屋敷を片付けようとした場合、自治体の可燃ゴミや不燃ゴミなどの定期ゴミ収集を利用して片付けていくことになるかと思います。

しかし、自治体では決まった曜日に数多くの家庭ゴミを収集しなければならないので、1回の収集で1家庭が出せるゴミの量に制限があることが一般的です。

これは可燃ゴミや不燃ゴミに限らず、家具や家電製品を処分するときに利用する粗大ゴミ・大型ゴミ収集でも同じです。また、エアコンや冷蔵庫などを処分する際にリサイクルが必要な家電製品は、一部自治体を除いて収集できないことが多いので、ご自身で処分先を探す必要があります。

このように「よし！片付けよう！」と思い立ったときにすぐにゴミ屋敷を片付けられないのは、せっかく高まったやる気を削ぐ原因になるので、ゴミ屋敷の片付けが中途半端に終わってしまいます。

プロのゴミ屋敷専門業者ならトラックとプロの人員を用意できるので、早くて当日中にゴミ屋敷を一気に片付けることが可能です。ゴミ屋敷専門業者によっては、ハウスクリーニングや害虫駆除などのオプションサービスも利用できるので、室内をピカピカの状態に戻すことができます。

挫折しやすい

ここまで解説してきた理由だけでも、十分ゴミ屋敷の片付けを挫折してしまう原因ですが、さらに害虫や害獣の存在がとどめをさしてきます。

ゴミ屋敷を片付けていくと、必ず害虫や害獣と戦わなければなりません。

ゴミ屋敷の掃除をはじめる前に煙タイプの殺虫剤などを使用する方法もありますが、必ずしも全ての害虫や害獣を退治できるわけではありませんし、死骸をご自身で始末しなければならない壁があります。

実際にゴミ屋敷に住んでいる方よりも、家族や親族などのゴミ屋敷をあなたが片付ける場合は、害虫や害獣の存在が心理的な負担になってしまうことが多く、心を折られてしまいます。

ここをチェック！ゴミ屋敷清掃業者の選び方

近年の単身世帯の増加や長時間労働などさまざまな要因によって、ゴミ屋敷問題はテレビで取り上げられるほどの社会問題になっています。

そのためゴミ屋敷業者も増加傾向にあるので、「どの業者を選んだら良いかわからない」と悩んでいる方が多いのではないでしょうか。

そこでここからは、優良なゴミ屋敷業者の選び方を3つご紹介いたします。

【1】ゴミ屋敷の片付けが得意な業者を選ぶ

ゴミ屋敷の片付け実績が豊富な業者を選ぶことで、良質なサービスを受けることができます。

実績が豊富な専門業者は、これまで数々のゴミ屋敷の片付けを成功させてきたということなので、片付けに必要なノウハウを持っているということにもなります。

そのため、見積もりの時点でどのような作業が必要なのか的確に提案してくれるので、作業当日に別途追加作業が発生さえしなければ確定的な料金を算出することが可能です。

【2】料金プランがわかりやすい業者を選ぶ

ゴミ屋敷専門業者のなかには、「定額プラン」を用意していることが多いですが、定額プランとは名ばかりでスタッフ追加料や基本料金、トラック追加料などが別で必要になることがあります。

こうなると予算内でゴミ屋敷を片づけることが難しくなるので、料金プランがわかりやすい業者を選ぶようにしましょう。また不用品のなかでも買取できるものがあれば買取して、ゴミ屋敷の片付け費用と相殺することができるので、少しでも費用を安く抑えたい方は買取サービスの利用も検討してみましょう。

【3】充実したサービスを受けられる業者を選ぶ

冒頭でお話ししたように、ゴミ屋敷の片付けはゴミを片付けた後に室内の掃除が必要なケースがほとんどです。

必要に応じて、ハウスクリーニングや害虫駆除の他に、そのまま引っ越しするのであれば引っ越しサービスや原状回復サービスなども利用できればより手軽です。ゴミ屋敷専門業者によって、片付けの他に利用できるオプションサービスに幅があります。

そのため、あなたがどのようなサービスを利用したいのかイメージしながら、実施しているゴミ屋敷専門業者を選ぶという方法もあります。

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ゴミ屋敷の掃除にかかる費用・料金相場

「ゴミ屋敷の掃除をしてくれる専門業者に頼もう！」と思った方が気になるのが、やはり費用・料金の相場なのではないでしょうか。しかしながら、ゴミ屋敷の片付けにかかる費用は、ゴミの量やゴミの運搬距離、粗大ゴミの有無などさまざまな要素が関わってくるので、一概に金額を言い切ることができません。

目安としてあくまでも相場にですが、以下をご覧ください。

ゴミ屋敷清掃費用相場

上記の表はあくまでも相場なので、必ずしもこの金額内でゴミ屋敷を片付けられるわけではありません。

ゴミ屋敷の片付け費用は状況に応じて大きく変動するので、まずは出張見積もりを利用して実際に状況を確認してもらいましょう。また追加で作業が必要になると追加料金がかかる場合があるので、見積もりをお願いする時点でどんな作業をしてもらいたいのかしっかり伝えるようにします。

追加料金がかかるケースでは、主に以下のような場合があります。

リサイクルが必要な家電製品を処分したい場合

テレビ、エアコン、洗濯機、乾燥機、冷蔵庫、冷凍庫の「特定家庭用機器再商品化法（家電リサイクル法）」に定められている4品目を処分する場合、別途リサイクル料金が必要になります。

リサイクル料金はモデルや大きさ・容量によって変動しますが、以下が目安です。

リサイクル料金目安

一般的には業者が設定する収集・運搬料金に加えて、上記のリサイクル料金を支払う必要がありますが、ゴミ屋敷のお片付けを依頼した場合、収集・運搬料は含まれている場合があります。

そのため、冷蔵庫や洗濯機などを処分する場合は、事前に収集・運搬料やリサイクル料について確認しておくと安心です。

引用：家電4品目の「正しい処分」早わかり！｜経済産業省

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膝上以上の高さまでゴミがある場合

ゴミ屋敷は膝上や天井までゴミが積み上げられていることも多く、ゴミの量に応じて料金が変動します。これは、ゴミに量に応じてスタッフの人員や作業時間が変わってくるので、ゴミの量が多ければ先ほどの料金層場よりも料金は高くなります。

ある程度ゴミが仕分け・分別されていれば、その分人員や作業時間が短くなるので料金が安くなる場合がありますが、ゴミがあちこちに散乱している場合は、分別や仕分けに時間がかかります。

また目標の時間までに終わらないと予想されれば、スタッフの人員を増やして調整するので、料金が高くなります。

【ゴミを運搬する距離が長い場合】

ゴミ屋敷を片づけるときは、分別・仕分けしたゴミを屋内からトラックに積み込むにも労力を伴います。

一軒家などで玄関先にトラックをつけてすぐに積み込みができれば問題ありませんが、駐禁エリアやマンション・アパートの場合は玄関先からトラックまで移動距離があるので、それに応じた料金が必要になります。

特に階段を何度も上り下りする場合は、2階、3階、4階というように階数が上がるにつれて料金が加算されることが多く、エレベーターなしの2階以上であればほぼ確実に追加料金が必要です。

ゴミの撤去後にお部屋をキレイにしてほしい場合

ゴミ屋敷の専門業者の多くがゴミを撤去した後に簡易的な清掃を実施します。

しかしあくまで、ほうきとちりとりで簡単にゴミやチリを取り除くといったような掃除なので、しっかり室内をキレイにしたい場合はハウスクリーニングも利用したほうがいいでしょう。

またゴミを片付けた後に引っ越しをする場合や、家屋を解体する場合などでは、ゴミ屋敷の専門業者にまとめて引っ越しや原状回復・家屋解体工事を依頼できる場合があります。ハウスクリーニングや害虫駆除、引っ越しサービスなどはオプションサービスになるので、別途料金が必要になるので確認しておきましょう。

ゴミ屋敷専門業者によっては予算の範囲内で見積もりをしてくれるので、予算にあまり余裕がない場合でも一度現出張見積もりを利用して相談することをおすすめします。

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ゴミ屋敷のお片付けを業者に依頼するときの注意点

ここまでゴミ屋敷の専門業者の選び方や費用相場などについて詳しく解説してきましたが、ゴミ屋敷のお片付けを業者に依頼するときには注意点が3つあります。

注意点をよく確認しておいて、優良な業者にゴミ屋敷の片付けをお願いしましょう。

個人情報の管理方法を確認しておく

ゴミ屋敷には大量のゴミがあるだけではなく、本来であれば慎重に扱わなければいけないゴミが、そのままの状態になっていることも珍しくありません。

例えばあなたの個人情報が記載された請求書や手紙などは、本来であれば細かくちぎって処分したり、シュレッダーにかけて個人情報がわからないようにしたりして処分する必要があります。

また、最近ではパソコンやスマートフォン・タブレット端末など、電子機器のなかに個人情報が入った状態のものを一緒に処分する方も増えています。電源が入らなくなったパソコンなどは、ご自身ではデータを消去できないことも多いので、ゴミ屋敷専門業者がどのように個人情報を扱うのかよく確認しておきましょう。

出張見積もりを利用する

ゴミ屋敷の専門業者の中には、出張見積もりだけではなくメールやLINEなどで見積もりができる場合があります。

しかしゴミ屋敷のお片付けの料金は、ゴミの量や階段の有無、リサイクル家電の有無などさまざまな要素で決まるので、直接担当者に来てもらう出張見積もりを利用するのがオススメです。

出張見積もりを利用すれば、担当者がどれくらいのゴミの量か直接確認できるので、スタッフの人員や作業時間・トラックの台数など詳細に見積もりを出してくれます。

また、見積もりを依頼したときに追加作業が発生しないよう、必要な作業は必ず事前に伝えておきましょう。例えば、ゴミ屋敷のお片付けの後にハウスクリーニングを依頼したい場合や、リサイクルが必要な家電製品を処分したい場合など、作業当日に追加でお願いすると追加で料金が発生してしまいます。

予算オーバーになってしまいトラブルに発展することも多いので、必ず事前にお願いしたい作業を全て伝えておくようにしましょう。

必ず複数の業者と比較する

ゴミ屋敷のお片付けでかかる料金は、業者によって大きく差があります。そのため1社に絞って決めるのではなく、相見積もりをとって必ず3社程度の業者の料金やサービスと比較するようにしましょう。

そして、ご自身の判断だけではなくご家族や親族、友人・知人の意見も交えながら依頼する業者を決めるとより安心です。

先ほどご紹介したように、ゴミ屋敷のお片付けの見積もりをとるときはできれば出張見積もりを利用して直接確認してもらいましょう。

ゴミ屋敷お片付け業者の選び方まとめ

ゴミ屋敷のお片付けを自分で行うと、そもそも大量のゴミを分別する作業が大変で挫折してしまいやすく、完全にキレイにお片付けすることができないことが多いです。そのため、ゴミ屋敷のお片付けはプロの専門業者に依頼することをオススメします。

ゴミ屋敷の専門業者の選び方は、「経験が豊富」「料金が明瞭」「充実したサービスを受けられる」の3つで、1社に絞って決めるのではなく、必ず相見積もりをとって3社程度の料金やサービスを比較するようにしましょう。

ゴミ屋敷のお片付けにかかる費用相場は、ゴミの量や間取り、立地・環境などによって大きく変動するので、できれば出張見積もりを利用してスタッフに直接状況を確認してもらいましょう。

分別から搬出まですべてスタッフにお願いできるので、「これまでゴミ屋敷のお片付けにチャレンジしてきたけれど挫折してしまった…」という方の心強いパートナーになってくれます。