業者に頼むべき?実家の片付け費用徹底解説

手で案内をする女性・ビジネスウーマン

実家の片付けが必要になった時、自分で行うか業者に依頼するか迷われる方は多いのではないでしょうか。当記事では、実家の片付けを検討している方に向けて、以下の内容を詳しく解説します。

  • ・実家の片付けの基礎知識と注意点
  • ・片付けサービスの種類
  • ・自分で行う場合と業者依頼の費用比較

実家の状況やゴミ・不用品の量にあわせて、最適な片付け方法を見つけていきましょう。

目次

実家の片付けが必要となるタイミングとは?

いつ?

実家の片付けが必要となるタイミングは、主に4つあります。

タイミング1:モノが増えていると実感したとき

帰省などで実家に帰った時、モノが増えてきているなと実感した時は、片付けを考えるきっかけの一つ。なぜなら、モノが増え始めたと実感した際に片付けを行えば、それ以上モノが増えることを防げるからです。

例えば実家に帰省した際、使い切れないほど日用品を買っている・埃が被っているモノが部屋の中にある場合は、片付けを考えましょう。

タイミング2:健康状態が変化したとき

親御さんの健康状態が変化した際も、実家の片付けを考えるタイミングです。その理由は、健康状態が変化した際に子どもが自分のことを気にかけてくれる・心配してくれることが親の安心感につながり、片付けを前向きにしようという気持ちになりやすいからです。

片付けを行う際はいきなり始めるのではなく、「ケガや病気をした後も自宅で過ごしやすいように綺麗にしたい」と提案しましょう。親御さん自身も、片付けを行うことが受け入れやすくなります。

タイミング3:想定外の同居

なんらかの理由で、想定外の同居をする際も片付けを行うタイミングといえます。その際、散らかっている背景を無視して自分勝手に片付けようとすると、親御さんとの間でもめごとが起きやすいです。トラブルを避けるべく、散らかっている背景を把握したうえで、慎重に進めていきましょう。

タイミング4:遺品整理

親御さんが亡くなってから、遺品整理のために実家を片付けるケースもあります。また、生前に親の同意が得られず片付けられない場合も、亡くなった後に片付けることになるものです。

遺品整理を自分たちで行う時間がない時は、業者に依頼することで効率よく片付けを進められます。

その他

生前整理や相続を行う際も、実家を片付ける最適なタイミングといえるでしょう。

一軒家の遺品整理!相場は?安くするコツと優良業者の選び方

実家の片付けを早めに行うメリット

仕事をする日本人男女

実家の片付けを考える方にチェックして欲しい、早めに行うメリットを4点まとめました。

メリットその1:事故を防ぐ

実家の片付けを早めに行った方がいい理由の一つが、事故を防ぐ点にあります。なぜなら、片づけを行うことで、転倒防止や万が一の際の避難用の導線を確保できるからです。実家にお住まいの親御さんが高齢者の場合、転倒事故を防ぐことは重要な意味合いを持ちます。

東京消防庁が公開しているデータによると、高齢者が救急搬送で運ばれた際の事故原因は、8割以上が「ころぶ事故」とのことでした。令和3年においては、ころぶ事故により救急で搬送された高齢者の人数は53,675人に上ります。
(引用元:東京消防庁「救急搬送データからみる高齢者の事故」)

転倒は高齢者の主な原因の一つ。中には転倒してから寝たきりになるケースもあるため、注意が必要です。実家を片付けておけば転倒が防げる・災害時の避難経路を確保できるうえ、清潔で安全な暮らしも実現できます。

メリットその2:介護や介助が必要な時もスムーズに

実家を片付けておくことで、万が一介護や介助が必要になった際に、スムーズにサービスを受けられるようになります。

片付いた家であれば、介護ベッドをはじめ必要な機器が設置しやすくなるのもメリット。介護が必要になってから慌てて片付ける必要もないため、家族の手間と労力を大幅に軽減できます。

メリットその3:片付けのトータル時間が短くなる

早めに実家を片付けることで、トータルの作業時間を短縮できるのも大きなメリットです。年齢を重ねると、身の回りの作業にかかる時間が長くなるうえ、判断力や認知能力の低下により片付け作業がより困難になる可能性があります。

親御さんの体力や判断力が衰えてから片付けを始めると時間がかかるだけでなく、家族間でトラブルに発展するリスクもあるため注意が必要です。

「まだ元気だから今は片付けなくても大丈夫」ではなく、「元気な今だからこそ片付けを済ませよう」と考えることが重要です。このスタンスで取り組むことで、将来行うよりもスムーズかつ短時間で片付けを完了できます。

メリットその4:万が一の際に備えられる

実家の片付けを早めに行うメリットその4:万が一の際に備えられる

<万が一に備え片付けておく利点>

  • ・貴重品の紛失を防げる:重要な書類や財産を見つけられずに困ることがない
  • ・親御さんを亡くした悲しみの中で大量の遺品整理をする辛さを緩和
  • ・相続関連書類や貴重品をあらかじめ整理しておくことで、必要な手続きを滞りなく進められる

最近では、こうした万が一の事態に備えて、生前整理を行う方も増えています。

万が一に備えて実家の片付けを行わないリスクは何ですか?

親御さんが亡くなった後の片付けは、物が多いと作業が進まず、体力・気力ともに消耗してしまいます。さらに、実家の管理にかかる固定資産税をはじめとした金銭的負担も増えていくのもリスクです。

実家の片付けを行う際の流れ

チェックリスとバインダー

実家の片付けを行う際の流れは、次の通りです。

  1. 1.相談
  2. 2.計画を練る
  3. 3.道具を揃える
  4. 4.片付けの実践
  5. 5.処分
  6. 6.後片付けと掃除

各工程を詳しく解説していきます。

流れ1:相談(親御さんが健在の場合)

親御さんがご健在の際は、実家の片づけについて必ず事前に相談してから始めましょう。実家は自分が住んでいた家ではありますが、今住んでいるのは親御さんです。自分の判断だけで片付け進めると揉め事になるため、必ず事前の相談を行いましょう。

ワンポイント
親御さんの判断力・体力に変化がないか、あわせて確認することも大切です。親御さんご本人がモノで溢れている状況や整理整頓ができていない現実を把握されていないケースがあります。そのため、いきなり片付けを相談してもスムーズに了承が得られるとは限りません。
親御さんの状況を考慮しながら片付けについて提案していくと、相談も進めやすいです。

すでに亡くなっている場合は、ご兄弟に相談してから実家の片付けに着手すると穏便に進められます。

流れ2:計画を練る

実家の片付けが決まったら、まずは計画を練りましょう。その際は、片付けを自分たちで行うか・業者に依頼するかを検討します。
もし自分たちで片付けられる量であれば、自力で行っても問題ありません。

以下に該当する際は、業者に依頼すると片付けをスムーズに行えます。

    • ・片付ける量が膨大
    • ・実家が遠くにある
    • ・片付け方がわからない
    • ・プロに任せて時短したい

自分たちで行う際は、どの部屋から片付けるか、何を処分するかなど、具体的な項目を話し合って計画を立てましょう。

<計画時に考えたい項目>

  • ・片付けに必要な日数
  • ・予算
  • ・片付け可能な人数
  • ・片付ける部屋
  • ・片付ける際の優先順位
  • ・実家近隣の粗大ゴミの処分方法
  • ・粗大ゴミ以外の処分方法

親御さんが健在の場合は、了承を得たり考えを尊重したりするのに時間がかかる場合もあるため、焦らず計画を進めていきましょう。

流れ3:道具を揃える

自分たちで実家の片付けを行う場合は、作業前に必要な道具を準備しましょう。事前に道具をリストアップして揃えておけば、途中で買い物に行く手間が省け、計画通りに片付けを完了できます。

<揃えたい道具>

  • ・ハサミ
  • ・軍手
  • ・ゴミ袋
  • ・ガムテープ類
  • ・段ボール
  • ・新聞紙

など。

数に余裕をもって準備しておくと、片付けが中断せず作業が長引きません。

流れ4:片付けの実践

片付けを行う際は、まずはやりやすい箇所や親御さんが納得のしやすい場所から始めることが大事です。

以前使っていた「子ども部屋」から

親御さんとトラブルにならない片付けの方法は、かつてご自身が使っていた子ども部屋から始めることです。実家に送った荷物や、学生時代に使っていた家具類・モノなどの処分からはじめましょう。

子ども部屋の片づけをしながら、「ついでに不用品も処分する?」と提案するのがおすすめ。メインはあくまでも自分の荷物の処分であり、「ついでに」と提案することで親御さんの片付けに対するハードルを低くすることができます。

万が一の際の導線を確保

子ども部屋以外の片づけに関しては、地震や停電などに備えるといった「万が一の導線を確保」を理由にすると、親御さんも了承しやすくなります。

  • ・玄関
  • ・廊下
  • ・トイレ

上記につながる導線を確保するために、片付けを提案しましょう。あわせて、寝室やリビングなど、頭上にあるものを安全な場所へ移動させることも大切です。

仕分け

片付けを自分たちで行う際は、片付ける部屋からまずは物をすべて出し、いるもの・いらないものに仕分けていきます。処分の判断に迷った際は、「保留」に仕分けることで、テンポよく片付けを進められます。

仕分けを行う際は、まずは小さなスペースから着手していきましょう。キッチンなら食器棚やシンクの下などが該当します。小さなスペースから仕分けを行うことで、いる・いらないの判断に慣れたり処分に迷いがなくなったりするため、片付けがスムーズに進められます。押し入れなどの大きなスペースは後半にして、まずは小さなスペースの仕分けから取り掛かりましょう。

流れ5:処分

「いらないもの」に分けた不用品は、各自治体におけるルールに従って処分していきます。

  • ・大型のゴミに関しては処分できる日が決まっている
  • ・一度に大量のゴミの排出はNGなどもある

自治体の処分では上記のようなルールがあるため、処分する際には注意が必要です。大量にあるゴミや不用品の処分が大変な時は、処分だけを不用品回収業者などに依頼するのもよいでしょう。

流れ6:片付けと清掃

不用品やゴミの片付けが終わったら部屋の掃除を行い、いるものを片付けていきます。モノが少なくなった状態で掃除をきっちり行うことで、「綺麗な家を保とう」という気持ちも芽生えます。

  • ・よく使うものは出しやすい場所へ
  • ・普段使わないものは奥にしまう

親御さんが生活しやすいよう、上記のように必要なモノを片付けていくとよいです。

その他の片付けのコツ

  • ・必要なものは人数分程度まで減らす
  • ・洋服は2年以上使わないものはリサイクルする
  • ・趣味のアイテムや思い出の品物の仕分けは後回しに

上記を心がけて、片付けを進めていきましょう。

実家の片付けを行う際の注意点

注意点を強調する画像

実家の片付けを行う際、親御さんと揉めないためにも注意しておきたい点を6つまとめました。

注意点1:親御さんの心情を汲む

高齢の方は、物を処分すること自体に対して抵抗を覚える方が少なくありません。そのため、親御さんの心情を汲みながら片付けを進めましょう。自身の親とはいえ、心情を汲まず片づけを勝手に進める・モノを捨てるとなると、トラブルに発展する可能性があります。

心情を汲みながら思い出話を聞く・「捨てる」ではなく「整理する」などポジティブな言葉を使いつつ、片付ける必要があることについて時間をかけて理解してもらいましょう。

ワンポイント
片付けの主導権を子どもが握るのはNG

注意点2:必ず許可を得てから進める

実家の片づけを行う際は、必ず親御さんからの許可を得てから進めてください。実家とはいえ親御さんの許可を得ずに片づけを始めると、関係が悪化する可能性があるからです。

許可を得る際は、親御さんにとってのメリットのある話をしながら進めると許可が得やすくなります。

<メリットの例>

  • ・安全な家で暮らせる
  • ・綺麗で快適に過ごせる
  • ・避難経路が確保できて万が一の際も困らない
親が実家の片付けに抵抗を覚える際はどうすれば話が進みますか?

友人や知人に譲る・リサイクルショップや買い取り業者を利用して誰かに使ってもらうなど、処分以外の方法を提示するとよいでしょう。

注意点3:勝手に捨てない

実家の片づけを行う際は、親御さんのモノを勝手に捨てないでください。その理由は、実家に置いてあるモノは当然ながら親御さんの持ちものだから。勝手に親御さんのモノを「いらないモノ」と判断して、捨てないようにしましょう。

親御さんの家を片付ける際は、お子さんの立場はあくまでも手伝いをするポジションです。モノのいる・いらないの判断は、できる限り親御さんに任せましょう。そうすることでトラブルを避けられ、片付けを中断することなくスムーズに進められます。

注意点4:「捨てられない」ことを非難しない

親御さんがたとえモノを捨てられなくても、非難しないようにしてください。その理由は、子どもの立場では不用品に見えても、親御さんにとっては思い入れや思い出があるモノかもしれないから。大事なモノほど、「捨てる」と判断できないこともあるでしょう。

そうとは知らずに捨てられない親御さんを非難してしまうと、片付け自体をやめてしまう可能性があります。片付けの中断を回避すべく、「すぐに捨てられなくても構わない」というスタンスでいることも大切です。

実家の片付けの最中にモノを捨てる際の判断はどうすればいいですか?

親御さんに3秒程度の時間の中で考え、判断してもらいましょう。捨てられない場合は保留ボックスに入れるようにすると、片付けが進めやすいです。

注意点5:他の家族にも伝えておく

実家の片付けを進める際、兄弟や親族がいる場合は事前に片付けを行うことを伝えておいてださい。なぜかというと、伝えておかないと後々にトラブルに発展することがあるからです。

特に値の付く貴重品や相続に関連するものがあれば、勝手に進めてしまうと揉め事になる場合もあります。事前に他の家族に伝えておくことで、了承を得られ揉め事を避けられるだけでなく、家族の協力も得て効率よく片付けを進められるでしょう。

注意点6:片付け過ぎない

物がある=豊かな暮らしと考える親御さんの場合は、片付け過ぎないのも注意点です。その理由は、モノがあると落ち着く親御さんの場合は空きスペースがあると再びモノを置いてしまい、部屋が再度散らかってしまう場合があるからです。

  • ・転んでも危険がない
  • ・避難経路がふさがれていない

上記を満たしているのであれば、すべてを片付ける必要がありません。「片付けたい!」という気持ち以上に親御さんの気持ちに寄り添い、ご自身の片付け観を押し付けないよう気を付けましょう。

実家の片づけを依頼できるサービス4選

作業服を来て笑顔で仕事をする若い女性

実家の片付けを検討するタイミングや状況によっては、ご自身の体力・時間に余裕がなく、対応が困難な場合もあります。そんな時は、実家の片付けを依頼できるサービスを利用して、体力や時間を気にせずスムーズに進めましょう。

業者への依頼を検討する際にチェックして欲しいサービスを、4つご紹介します。

依頼方法1:遺品整理業者

亡くなった親御さんが住んでいた実家の片付けを行うのなら、遺品整理業者も選択肢に入ります。その理由は、遺品整理業者は遺言書をはじめ相続に関する大事な書類を探してくれる・写真などを供養してくれ、遺品整理のサポートをしてくれるから。

遺品の整理に加えて不用品の処分や買い取りもまとめて行ってくれるため、一括してお任せできます。

メリット短時間で終えられる、重いものの運び出しをしなくて済む、遺品の供養にも対応、遺品の捜索が効率的、相続・空き家に関する相談も可、買い取りができる業者もいる
デメリット費用が高い傾向、日程調整が必要、生前整理に対応する業者もいるが基本的には遺品の整理がメイン

近頃は、遺品整理業者が生前整理の相談を受けている場合もあります。状況に応じて遺品整理業者の利用も検討してみましょう。

依頼方法2:ゴミ屋敷清掃業者

実家がモノに溢れ、汚部屋化やゴミ屋敷化してしまっている場合は、ゴミ屋敷清掃業者に依頼するのも手段の一つです。

なぜなら、ゴミ屋敷清掃業者は汚部屋やゴミ屋敷の片付けと清掃に関する経験が豊富で、スムーズに片付けてくれるから。ゴミや不用品の片付けに加えて、部屋のクリーニングまでまとめて依頼できるのが強みです。

メリットゴミの処分を任せられる、重たい家具や家電の運び出し・移動も任せられる、プライバシー配慮、買い取りも依頼できる、害虫・害獣駆除も依頼できる、汚れや悪臭にも対応可
デメリット業者によってサービス内容に差がある、高額費用になることも

実家にモノが溢れすぎて汚部屋やゴミ屋敷となっている場合は、ゴミ屋敷清掃業者の利用を検討してみるのもよいです。

汚部屋を卒業!片付けが苦手な人でもできるコツをご紹介!

依頼方法3:ハウスクリーニング

実家の片付けを行った際、キッチンや浴室、換気扇などが汚れている場合は、ハウスクリーニングに頼るのもよいです。ご自身では掃除が困難な頑固な汚れも、ハウスクリーニングなら入念に掃除してもらえます。

業者によっては、悪臭の原因となる箇所の掃除や害虫駆除を行うサービスを実施しているところもあるのがハウスクリーニングです。ただし、ハウスクリーニングは清掃のみとなっているため、ゴミや不用品の処分時に利用する際は向いていません。

メリット自分では掃除しづらい箇所が綺麗になる
デメリット大量のゴミ・不用品の引き取りは行っていない、基本的に清掃がメイン

ハウスクリーニングは、実家の片付けが終わった後にご利用ください。

依頼方法4:不用品回収業者

  • 「ゴミや不用品の運び出しもお願いしたい」
  • 「とにかく手間をかけずに済ませたい」
  • 「両親健在の家を片付けたい」

上記に当てはまる方は、不用品回収業者に依頼するのもおすすめです。その理由は、片付けの際に最も手間と労力のかかる不用品の処分を任せられるからです。

例えば、自分たちで実家の片付けを行った際、大量に出た不用品や大型の家具の処分は、手続きをする手間や家から運び出す負担がかかるものです。実家が遠方にある場合は、自治体指定のゴミの日に処分するとなると、改めて足を運ばなくてはなりません。

不用品回収業者に依頼することで、ゴミや不用品をその場でまとめて回収してもらえます。即日対応や依頼者側が日時の指定をできるため、時間短縮や労力の節約ができるのが強みです。

メリット大量の不用品をまとめて処分できる、効率よく片付けてもらえる、依頼者側の都合の良い日時に来てくれる、最短即日での対応も可能、ゴミ屋敷や遺品整理に対応する業者もある、買い取りも依頼できる、手続きは最小限で済む、両親健在の家も対応可
デメリット費用は高い傾向、悪徳業者もいる

不用品回収業者は回収のみや搬出から回収まで、回収後の部屋のクリーニングや清掃まで依頼できる業者など、さまざまあります。予算や用途に応じて、ご自身に合う業者をお選びください。

不用品回収業者が便利な点

実家の片付けを不用品回収業者に依頼すると便利な点について、4つご紹介します。

重いもの・大量の不用品を運ばなくていい

不用品回収業者に依頼すると、重いものや大量の不用品を運ばなくていいのが便利です。その理由は、不用品回収業者は不用品の大きさや重さに関わらず回収してくれるから。中には運び出しまでサービスの一環として対応してくれる業者もいるため、重いものを運ぶ手間や労力、ケガをする心配がありません。

特に重いモノを運ぶのが苦手・大量のゴミや不用品が家にある方にとって、頼りになるでしょう。大きな家具や重いモノを処分するに当たって、不用品回収業者に依頼すれば運び出しから回収まで楽々済ませられます。

自治体では回収していないものもOK

不用品回収業者は、自治体では回収していないもの(家電リサイクル法の対象となるテレビや冷蔵庫など)にも対応している点が便利です。不用品回収業者は回収対象が幅広く、自治体で断られる品目も問題なく任せられます。

実家の片付けを行う際、自分たちでテレビや冷蔵庫を処分するとなると、それぞれ手続きをしなくてはならず、手間がかかるものです。不用品回収業者ならばテレビや冷蔵庫などもまとめて依頼してもらえ、時短で処分できます。

即日対応もできる

不用品回収業者は、即日対応が可能な点も便利です。基本的には依頼者のスケジュールに合わせてくれるうえ、予定が空いていれば当日中に対応してくれる業者もあります。

自治体の粗大ゴミ回収サービスの場合、自治体によりますが数日から数週間まで処分を待たなくてはなりません。急ぎの処分の時や遠方の実家を片付ける際は、回収まで数日から数週間かかる点がネックといえます。

不用品回収業者であれば、予定に空きがあれば即日対応も可能。中には早朝や深夜にも対応して24時間来てくれる業者もあるため、急いで実家の片付けたい時にも頼りになります。

不用品の買い取りも実施

不用品回収業者は、買い取りを実施しているのも便利です。サービスの一環として買い取りも行っており、価値のあるものを買い取ってくれます。

買い取りが成立すれば処分費用が軽減され、お得な価格で不用品回収業者の利用が可能。また、不用品回収業者に買い取りを依頼すれば不用品をひとまとめに依頼ができるため、品目ごとに買い取り先を探さなくて済むのも便利です。

プロが選ぶおすすめの不用品回収業者10選!【最新版】

実家の片付け費用徹底比較!自分vs業者

徹底比較

実家の片付けを行う際の費用について、ご自身で行う場合と業者に依頼する場合の費用の比較や、遺品整理業者と不用品回収業者の費用目安についてご紹介します。

費用の比較

種別費用目安内訳
自分たちで行う数万円程度ゴミ袋をはじめとした道具の費用やゴミの処分費用のみ
業者に依頼数万円から数十万円作業内容や片付ける部屋の広さ、ゴミ・不用品の量、作業人数などで変動

自分たちで行う場合は費用を抑えられますが、実家が遠方の場合は交通費や滞在費も必要となるでしょう。

業者に依頼する場合は、費用は作業内容や広さなどによって変動するうえに自分たちで行うよりも高額になりますが、代わりにプロが行ってくれるため効率よく片付けることが可能。体力面や精神面での負担も最小限で済むのが強みです。

遺品整理業者の費用目安

遺品整理業者に任せた際の費用の目安(基本料金)は、次の通りです。

間取り調査した会社の平均金額調査した会社の中での最安値
1K20,000円前後~15,000円~
1LDK50,000円前後~30,000円~
2LDK85,000円前後~60,000円~
3LDK130,000円前後~105,000円~
4LDK170,000円前後~165,000円~

(リサーチした5社の金額を元に算出)
上記は基本料金で、オプションの追加や遺品・不用品などの量、対応人数や時間により費用は変動します。

間取りが広くなるほど対応人数や時間がかかるため、遺品整理業者の費用は高めになる傾向があります。

不用品回収業者の費用目安

依頼する業者が不用品回収業者の場合は、下記が最低金額の費用目安です。

間取り調査した会社の平均金額調査した会社の中での最安値
1R~1K20,000円前後~16,280円~
1DK~1LDK45,000円前後~33,000円~
2K~2DK80,000円前後~55,000円~
遺品整理やゴミ屋敷、汚部屋要見積もり要見積もり

(リサーチした5社の金額を元に算出)

不用品回収業者は、処分する不用品の量によって費用が変動します。業者によってはオプション料金が込みとなっている場合もあるため、ホームページ記載の金額が一見高くても、トータルではお得になるケースもあります。

ワンポイント
不用品回収業者は遺品整理業者と比べて、同じ間取りでもサービス内容の違いや回収業務に特化していることから、費用を安く抑えられることがあります。
不用品回収業者の中には遺品整理にも対応した業者もあるため、詳細は各業者のホームページをご確認ください。

実家の片づけは業者に頼むべき?

リビングで考えごとをする男性

実家の片付けを自分たちで行うべきか、依頼すべきかの判断基準は以下の通りです。

実家の片付けを自分たちで行う場合

メリット費用が抑えられる、自分たちのペースで進められる
デメリット労力がかかる、知識や技術がない状態で進める

<自分たちで行う方が良いケース>

  • ・片付ける部屋が少ない
  • ・モノが多くない
  • ・時間にゆとりがある
  • ・人手が確保できる
  • ・処分したいモノが少ない
  • ・予算が限られている
  • ・作業の範囲が限られている

自分たちで行う場合は、ゴミ袋をはじめとした必要なアイテムの費用や処分の費用のみで済み、金銭面の負担は少ないものです。反面、時間と労力がかかります。

上記に該当する際は、自分たちで片付けを行うことを検討してみましょう。

実家の片付けを業者に依頼する場合

メリット片付けがスムーズに終えられる、プロの知識や技術をもとに進められて確実、労力や精神面の負担が減る
デメリット費用がかかる

<業者に依頼した方が良いケース>

  • ・不用品や粗大ゴミの数が多い
  • ・大型の家具や重い家電の量が多い/li>
  • ・悪臭がしている
  • ・汚部屋やゴミ屋敷
  • ・お金を払ってでも任せたい

上記に該当する場合は、業者へ依頼するのが良いです。モノが多いと掃除や運び出しに時間と労力がかかり、挫折して片付かない場合があります。途中で挫折しないためにも、業者に実家の片付けを依頼しましょう。

業者に依頼すれば手間や労力がかからず、早ければ即日で終えられるのも利点です。

片付けは回収業者に任せてストレスから解放されよう!プロが徹底解説!

実家の片づけを業者に依頼する際に気を付ける事

ビジネスの注意点

実家の片付けをスムーズに行えて便利な業者ですが、少なからず悪徳業者がいるため、利用の際は注意が必要です。信頼できる業者か見極めるためのポイントを5つご紹介します。

見極めポイント1:見積もりは複数取る

業者に依頼する際の見積もりは、必ず複数取るようにしましょう。なぜかというと、1社の見積もりだけでは価格やサービス内容などが、適正なものか判断がつかないからです。

手間はかかりますが、複数の見積もりを取ることでサービスが比較できるだけでなく、費用相場の把握や悪徳業者を避ける判断材料にもなります。見積もりは最低でも3社から取るようにしましょう。

見極めポイント2:口コミをチェック

実家の片付けを業者に依頼する際は、口コミを必ずチェックするようにしてください。その理由は、口コミは客観的な判断を可能とし、業者選びに役立つからです。

口コミからサービス内容やスタッフの質がチェックできます。口コミをチェックする際は自社サイトだけでなく、Googleマップでの口コミをはじめ複数の口コミをチェックしましょう。

総合評価の高さや悪い口コミの少なさ、悪い口コミに対する業者の対応などをチェックし、依頼時のイメージが明確で信頼できる業者を選びましょう。

見極めポイント3:許可を取得しているか

実家の片付けを業者に依頼する際、必ずチェックして欲しいのが許可についてです。

  • ・不用品回収業者は一般廃棄物収集運搬の許可を取得している
  • ・一般廃棄物収集運搬の許可業者と連携している

上記のどちらかに該当しないと、不用品回収の業務を行えないからです。

未許可の業者は、ゴミや不用品を正規の処理場に運ぶことができず、不法投棄を行う可能性があります。不法投棄は実際に行った業者だけでなく依頼者も罰せられるため、必ず資格を取得している・資格を取得した業者と連携した正規の業者に依頼しましょう。

見極めポイント4:料金体系や見積もりがわかりやすい

業者選びの際は、料金体系や見積もりがわかりやすい業者にしましょう。その理由は、料金体系や見積もりが不透明で分かりにくい場合は、作業後に高額請求をされる可能性があるからです。

  • ・ホームページに記載されている料金体系がわかりやすい
  • ・見積もりが細かく記載されている
  • ・追加料金が発生する際の条件が書かれている

このような場合は、信頼できる業者といえます。反対に、料金体系がわかりづらい・詳細な見積もりを貰えない・見積もりを口頭だけで済ませる場合は、高額請求をされる可能性があるため注意しましょう。

見積もりに関しては、書面やメールといった残る形で貰えれば、何かトラブルが起きた際にも証明となるため、いざという時も安心です。

実家の片付けは料金が一番安いところに依頼すればいいですか?

あまりにも安すぎると不法投棄を行ったり、高額請求をされたりする可能性があるため、注意が必要です。
同様に「0円で回収」「激安」を強調する場合も、最後は高額請求をされる場合もあるため、依頼は控えましょう。

見極めポイント5.保険に加入している

実家の片付けを業者に任せる場合は、保険に加入している業者をお選びください。業者はプロのため部屋や家具を傷つけることは基本的にはありませんが、万が一の際に備えて保険に加入しているところに依頼するのが安心です。

保険に入っていれば、部屋や家具などが傷ついても保険で補填が可能。反対に保険に加入していない業者はトラブルがあっても見て見ぬふりをする可能性があるため、思わぬ損害が生じることもあります。必ず保険加入の有無をチェックしましょう。

「くまのて」では請負業者賠償責任保険に加入しています。
悪質な不用品回収業者の見極め方を徹底解説!

実家の片付け費用を抑える方法

家計管理イメージ

実家の片付けを業者に依頼する際、少しでも費用を抑えたいもの。そこで費用を抑える方法を4つまとめました。

費用を抑える方法1:業者に依頼する前に買い取りを行う

価格が付きそうなものに関しては、業者に依頼する前に買い取りを依頼するのもおすすめです。その理由は、価値のあるものは、プロが査定してくれる買い取り専門業者にて高く買い取ってくれる可能性があるからです。

<価格が付きそうなものの例>

  • ・貴金属
  • ・ブランドのバッグや財布、洋服
  • ・カメラ
  • ・お酒
  • ・時計
  • ・絵画
  • ・陶器

など。

これらの中で買い取ってもらえそうな価値のあるものは、専門の買い取り業者に依頼することで、業者の費用を抑えられる場合があります。

時間に余裕がある際はフリマアプリ・ネットオークションも利用して、少しでも買い取ってもらえるものを出品するのもよいでしょう。

費用を抑える方法2:ある程度自分たちで行う

業者によっては、作業をある程度自分たちで行うことで費用を下げられる場合もあります。なぜなら、業者側の作業負担を減らすことで費用が下がるケースがあるからです。

<自分たちで行える作業の例>

  • ・ゴミや不用品を分別しておく
  • ・処分したい家具や家電を玄関前に運んでいく

など。

回収してもらうだけの段階まで済ませておくことで、費用が抑えられる場合もあります。
ただし、自分で作業することで費用が安くなるかどうかは業者によって異なります。片付けをある程度行って費用を抑えたい時は、事前に業者に相談するようにしましょう。

費用を抑える方法3:全部ではなく一部の部屋だけ依頼する

費用を抑えるなら、全部の部屋を依頼するのではなく一部の部屋だけを依頼するのも方法の一つです。業者の料金は間取りや量によって設定されており、片付ける部屋の数や量が少なければその分費用を抑えられます。

そのため、モノが少ない部屋や散らかっておらず自力で片付けられる部屋は自分たちで行い、モノが多い・片付ける手間のかかる部屋だけを依頼することでトータルの費用を安く済ませられるでしょう。

費用を抑える方法4:空き家の場合は補助金制度を利用する

実家の片付けを行う際、空き家の場合は補助金制度を利用できるケースがあります。空き家の実家を片付ける際は、事前にお住いの自治体におけるホームページなどで詳細をご確認ください。

まとめ

リビングでくつろぐ親子

時間と根気が必要な実家の片付けをスムーズに進めたい場合や、重い家具の運び出し・大量の不用品処分を任せたい場合は、不用品回収業者の利用がおすすめです。

  • ・品目を問わず、あらゆるゴミ・不用品を回収
  • ・運び出し作業も全て対応
  • ・時間と労力を大幅に節約可能

不用品回収業者であれば、時間・労力を節約しながら実家の片付けを効率よく行えます。実家の状態やご自身・親御さんの状況・気持ちを総合的に判断して、最も納得のいく方法で片付けを進めていきましょう。

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