部屋の片付けは専門の業者に依頼するとスムーズで便利です。

ただ、利用経験がないと部屋の片付けをしたいときに「こんな部屋の状況では依頼できないかもしれない」「悪質な業者にあたったらどうしよう」「料金が高そう」「頼み方がわからない」といった不安が出てきてしまうでしょう。

本記事では部屋片付け業者の対応サービスの範囲や費用相場、安心して依頼できる業者の見極め方のチェックポイントを15個にまとめました。

依頼までの流れも紹介いたしますので、ご参考までにご覧ください。

部屋片付け業者とは？

部屋片付け業者とは、散らかった部屋や空き部屋、ゴミ屋敷、遺品整理、断捨離、引っ越し時のゴミ片付けなどに対応している業者です。

部屋がひどい状況になってしまって片づけられないので、きれいにしたい、諸事情があり捨てたい、などお悩みの方を対象にサービスを提供しています。

片付けに対する意識調査と依頼のきっかけ

こちらは「片付けられない」と悩んだ経験がどれくらいあるのかを意識調査した結果となります。

全体の60％の人が部屋を片付けられないと悩んだ経験があることがわかります。
↓

引用：PRTIMES~株式会社クオーレ

こちらは片付けられない理由についての回答になります。

「苦手」「環境」「身体的」など様々な、要因であることがわかります。
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引用：PRTIMES~株式会社クオーレ

こちらは当社へ部屋の片付けを依頼した理由について調査した結果となります。

約7割のお客様が「引っ越し」に伴い、依頼を頂いていることがわかります。

参照：くまのて「アンケート調査データ」

片付け業者の種類

部屋を片付けたいと思って業者に依頼したいとき、具体的にはさまざまなケースがあるでしょう。

部屋片付け業者は、対応できるサービス範囲やプロとして対応可能な作業が異なります。

大きく分けると以下の2種類に分類することが可能です。

部屋が散らかっている状況で、スポット的に整理整頓をしてもらいたい場合には、家事代行サービスが便利でしょう。また、部屋を片付けるときに出るゴミの回収や、買取をしてもらいたい場合は、不用品回収業者がオススメです。

断捨離や遺品整理や生前整理のように、専門性を求められる業務に特化している業者も全国各地で利用可能です。東京都ですと、家事代行業者も不用品回収業者も数多く存在しています。

数が多いと選ぶのも大変なので、チェックポイントを活用しながら賢く選択していきましょう。

片付け業者の対応サービス

ユーザーニーズの拡大により、業者が対応できるサービスは広くなってきています。

業者によって対応範囲は異なりますが、例えば以下のような作業を依頼可能です。

このように部屋を片付けるときに必要になりそうなことのほとんどは、業者に相談すれば対応してもらえます。

部屋の状態がどれだけひどかったとしても問題ありません。現場を見てもらって、どのような部屋にしたいかを伝えればプロが適切な対応をしてくれます。

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部屋の片付けにかかる費用の相場

作業を依頼するときにかかる費用は、内容によって異なります。

相場と関連が深い部屋の広さと、ゴミ回収の相場を押さえておきましょう。単純に部屋が広くなれば、物を置いている量が増えるだろうといった予測になります。

部屋の広さによる相場料金

片付けをしてもらう部屋は、広いほど料金が高くなります。

遺品整理やゴミ屋敷の片付けを依頼するときの一般的な相場料金は以下の通りです。

部屋の広さによる相場はあくまで目安です。

住んでいた人数、年数などによってごみの量が千差万別なため費用が大きく変わります。ゴミが大量の場合は必ず現地に出張見積りにきてもらいましょう。

ゴミ回収の相場料金

部屋を片付けたときに出たゴミ回収にかかる費用は、単品回収ではなくまとまった量での見積もりをするのが一般的です。

トラックつみ放題で明朗会計にしている業者では以下のような料金設定が相場になっています。

東京近辺ではトラックつみ放題は、この程度の相場です。

業者によってはつみ放題には対応していなくて、個別の見積もりのみに対応している場合もあります。ただ、ゴミ回収を中心にする部屋の片付けでは、ほとんどがゴミの種類と量によって業者側のコストが決まります。

そのため、トラックのサイズから考えてリーズナブルな業者を選ぶのが単純で大きな失敗がない方法です。

ちなみに積み放題といってもリサイクル料金だけ別料金であったり、冷蔵庫だけは対象外で別料金…なんてこともあるので、しっかりと各チェックポイントを押さえ、安全マージンを取り信用と信頼がある片付け業者に依頼しましょう。

時間制の片付け代行の相場料金

部屋の片付けを家事代行スタッフに依頼するシステムのサービスでは、時間制で費用が決まる場合がほとんどです。

東京では他の地域よりもやや高い傾向があります。

時間制の片付け業者に部屋を片付けてもらうときには、交通費がかかることもあります。

また、依頼した内容が時間内に終わらなかったときに、延長料金を請求される場合もあるので契約の時点でかならず確認しておきましょう。

不用品回収の相場ガイド！優良業者の選び方や安くする９つのコツも解説

部屋片付け業者選びの15個のチェックポイント

片付け業者を選ぶ際には、なによりも満足度の高いサービスを受けられることが重要です。

以下では、 信頼できる業者を選ぶための重要なポイントをリストアップしています。

理想的な業者を見つけるのは難しいかもしれませんが、後から後悔しないためにも、予約する前にこれらのポイントを確認しましょう。

チェック1：必要としているサービスに対応しているか

片付けの内容として、必要としているサービスにすべて対応している業者を選ぶことは不可欠です。

例えば部屋の整理整頓はしてもらえても、ゴミの処分はできない業者もあります。また特殊清掃のように、高度な技術を必要とする作業を依頼するときには、専門業者に依頼することが必要です。

なお、搬出の際に、大物の家具やマットレスなどは吊り下げる方法でしか搬出が困難な場合があります。その際は対応可能かどうか先に聞くといいでしょう。

チェック2：対応エリア内に入っているか

業者によって対応エリアが異なるのでチェックしましょう。

基本的には近くの業者に依頼した方が即日で対応してもらえます。もし今日中に来て欲しいといったときには特に重要なポイントです。

ホームページで確認するか、直接問い合わせて聞いてみましょう。

チェック3：プラン料金が明記されているか

プラン料金がホームページに明記されていることを確認しましょう。

個々の片付けの内容に応じて見積もりを出してもらうことは大切ですが、目安の金額やプランがわからないと予算に合うか、相場に合っているかがわかりません。

料金の目安がしっかり記載されている業者を選ぶのがオススメです。

チェック4：目安料金を気軽に見積もってもらえるか

気軽に料金の簡易見積もりをしてもらえると、料金面の不安をなくすことができます。

メールやLINEで、まず大まかなサイズやゴミの写真を送付し、次に電話で問い合わせをするとかなり正確な見積もりを出してもらえます。なお一部の悪徳業者に当たってしまうと、見積もり金額がどうとかではなく、最後に高い金額を請求されますので、注意が必要です。

「見積もり金額と最終的な請求額の差異は最大でどれくらいなのか？」など、確認してみてください。もし何か不審に感じることがあれば、キャンセルを申し出て、即日対応可能な別業者を探しましょう。

チェック5：訪問見積もりが無料か

部屋片付けでは、出張して現場を見てもらわないと正確な見積もりはできない場合がほとんどです。訪問見積もりが無料であれば、見積もりが合わなければ費用をかけずに断ることができます。

思い立ったときに気軽に頼めるように、できれば訪問見積もりが無料の業者を選びましょう。しかし業者によっては大型の案件しか対応していない場合もあります。

その際はチェックポイント4を手本に見積りをしてもらいましょう。

チェック6：追加料金やオプションがはっきりしているか

片付けサービスには、追加料金やオプション料金がかかることがあります。内容と金額が明確にされているかをチェックしましょう。

後から追加料金を請求されるトラブルはしばしばあるので、見積もりにオプション料金が明記されている事を確認するか、しっかりと事前に電話で説明を聞きましょう。

チェック7：業務範囲と費用負担が明確になっているか

契約内容によって業務範囲が異なります。打ち合わせや見積もりのときに業務範囲を明確にしましょう。

ゴミの搬出や梱包、分別や処分などの費用負担や、階段料金、車両料金、出張費などの有無を確認しておくのがオススメです。

業者によっては全てコミコミのプランもあるのでそのようなサービスを選ぶことも有効です。

タワーマンションや高級マンションにお住まいの方などは、養生の可否を事前に防災センターに確認して報告するとスムーズですね。

業者によっては養生が別料金な可能性もあります。

チェック8：希望する時間に片付けに来てもらえるか

自分が希望する日時で、依頼できるかも重要です。夜間や早朝、土日祝日などに部屋を片付けて欲しいというときはよくあります。

引っ越しに合わせて片付けとゴミの回収を依頼したい場合には、搬出の時間に合わせて来てもらえるのがベストです。業者によっては宅配便などと同じような時間枠設定だったりします。

といったように2時間～3時間枠が基本みたいです。そのため、引っ越し業者と時間が被っても大丈夫なのか、引っ越し業者を午前にいれて不用品回収業者を午後にいれるなど、都合に合わせてスケジュールを組んでいきましょう。

オプションで指定時間ピッタリに来てくれる業者もあるので、問い合わせをして聞いてみてください。

チェック9：ホームページ等で片付けスタッフが紹介されているか

業者は、怖いお兄さん方が来るイメージがあり、不安になられる方も多いと思います。女性の方だと、家に中に入り作業してもらうので心配になりますよね。

ホームページ等でしっかりスタッフの紹介がされていると、顔も雰囲気も確認できて安心できます。

チェック10：不要品買取に対応しているか

部屋を片付けたときに出た不要品を回収して処分するだけでなく、買い取ってくれる業者は、お得に依頼できる可能性があるのでオススメです。

通常、不要品の買取をした場合には片付け料金や回収料金から差し引いてくれます。価値のあるものは買い取る方針の業者を選ぶと、結果的に安上がりになることがあります。

ただし業者によっては買取できる範囲が異なるので確認しましょう。

高額買取してもらうための条件をまとめてみました。
↓

東京都における冷蔵庫の処分方法とは？買取方法についても徹底解説

洗濯機の寿命や処分方法は？費用も徹底解説！【都内買取店5選】

なお、家具の買取は回収業界では対応している所が少ないです。

もし家具の買取を希望するのであれば、別途、家具買取専門業者に相談、お願いするのがいいでしょう。

チェック11：必要な許可を取得しているか

業務内容によって許認可が必要な場合があります。

例えば個人の部屋を片付けたときに、ゴミや不要品を引き取るには一般廃棄物収集運搬業の許可が必要です。

また、買取も同時にするには古物商許可が求められます。必要な許可を取得している業者かどうかを確認してから相談しましょう。

チェック12：キャンセルポリシーが明確か

依頼後にもし、都合が悪くなってキャンセルしたくなったときに、いつまでなら無料なのか、どのタイミングでいくらかかるのかを確認しましょう。

キャンセルポリシーが明確になっていないと、キャンセル時に支払いが必要になる場合があるので注意が必要です。

チェック13：損害賠償保険に加入しているか

片付け業者が作業中に、部屋を傷つけてしまうトラブルが起こることがあります。

業務中のトラブルについて損害賠償保険に加入していれば、トラブル時には損害賠償を請求して受け取れる可能性が高くなります。

トラブルがないのがベストですが、保険に加入していれば万が一のときに補償してもらえるので、不安材料を減らせるでしょう。

チェック14：対応事例が豊富で信頼できるか

実績があって対応事例をきちんと紹介している業者かどうかを確認しましょう。

実績があると言っていても、対応事例を写真付きで示していない場合には、片付けサービスに自信がない可能性があります。

信頼できる実績があることは事例紹介を見るとよくわかるので、事前にホームページやグーグルマップの口コミなどでチェックするのがオススメです。

チェック15：連絡時に丁寧に対応してくれたか

最終的に重要なのは、部屋の片付け業者が丁寧な対応をしてくれて付き合いやすいかどうかです。真摯な態度で思いやりのある対応をしてくれる業者なら、安心して相談できます。

困ったときにも親身になって対応を検討してくれるので、連絡時には付き合いやすい業者かどうかを見極めるようにしましょう。

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部屋の片付け業者に依頼する流れ

部屋片付け業者に依頼するときには、どのような流れで進めるとスムーズなのでしょうか。

ここでは一般的な部屋片付け業者に業務を依頼する流れを紹介します。

部屋の状況を確認する

業者に部屋を片付けてもらうときには状況の説明が必要になります。

まずは以下のような観点から部屋や家周辺の状況を確認しましょう。

依頼したい内容や処分したいものはリストにしておくと、業者とのやり取りで役に立ちます。希望する内容も後で変更できるので、今の時点で考えていることで構いません。

ゴミの詳細、部屋の状況や家の周辺ついて説明しやすく整理することで、片付けを依頼する業者選びも業者への説明も簡単になります。

片付け業者を選ぶ

部屋の状況がわかったら適切な業者を選びましょう。遺品整理や特殊清掃などのサービスが必要な場合には、対応可能な業者から選ばなければなりません。

処分するゴミが多いときには不用品回収業者、掃除や片付けがメインの場合には家事代行業者を選ぶと良いでしょう。片付け業者を初めて使う方も多いと思いますので、見積もりは複数社かから取るのもオススメです。

こちらは何社見積もりをとっているのかを当社が調査した結果となります。

1社～2社ほど見積もりを取ってる方が多い傾向であることがわかります。
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参照：くまのて「アンケート調査データ」

電話・LINE・ホームページお問い合わせフォームで連絡する

片づけ業者の候補が決まったら、対応している方法で連絡をします。

電話で連絡するのが簡単で早いですが、営業時間外のときには、LINEやホームページのお問い合わせフォームで申し込むのがスムーズです。

LINEに対応している業者なら、LINEで申し込むとチャットによるコミュニケーションができるので便利ですので、LINEを使い慣れているならオススメの連絡方法です。

簡易見積もりを受ける

業者と連絡を取れたら簡易見積もりを取ります。電話やLINEなどで部屋の状況と、片付けの内容として希望したいことを伝えましょう。

その後、業者から何階の部屋なのか、ゴミとして何があるのか、ゴミを運び出せる通路があるのかといったことをヒアリングされます。

最初に準備しておいたリストを見ながら説明したり、LINEやメールで送ったりするとスムーズに簡易見積もりを取れます。コツは、ラインでお部屋や回収してほしいゴミの写真を送ってから、電話で問い合わせすると、かなり精度が高く見積もりをだしてくれます。

業者側も荷物を目視できるので喜ばれます。

当社くまのてのライン登録方法は下記画像の【ライン＠でお見積り】をタップして、お友達登録をするとメッセージが送れるようになります。

不用品回収をLINEで依頼する！見積もりまでの流れや手順を徹底解説！

日程を調整して訪問見積もりを受ける

簡易見積もりの結果を受けて、部屋の片付けを依頼したい業者の候補が決まったら、訪問見積もりを受けましょう。

業者と電話、LINE、メールなどで日程調整をして、希望の日時に訪問見積もりに来てもらいます。訪問見積もりでは部屋の状況を見てもらい、何をどうして欲しいのかを説明します。

業者側の疑問点があるときには適宜質問してくれるので、希望を伝えていきましょう。支払い方法の対応幅は業者によってまちまちなので、忘れずに確認するようにしましょう。

契約書にサインして部屋を片付けてもらう

訪問見積もりを受けたら見積書をもらえます。

見積書の内容を確認して依頼したい業者を選び、契約書にサインして業務を依頼しましょう。急ぎのときには訪問見積もりのときに納得できたら、その場でサインして部屋を片付けてもらうこともできます。

どの業者が良いか迷っているときには、複数の業者から訪問見積もりを受けて部屋片付けの費用を見積もってもらい、比較して決めても構いません。

片付けを開始してもらう前に、料金が確定して契約書にしっかり金額が記載されているかよく確認してください。これ以上金額が増えないのもスタッフに再確認したほうがよいでしょう。

最後に無理やり理由をつけて料金が大幅に増えるというトラブルもあるので、リスクヘッジはしっかりと行いましょう。

勿論、見積もり後に追加の回収物をお願いすると、金額が前後する事もあるので、あらかじめしっかりとチェックしましょう。

確認と支払い

業者に部屋を片付けてもらったら、現場の確認をして欲しいと言われます。

依頼した内容ができていることを一つずつ丁寧に説明してもらえます。納得できる片付け作業をしてもらえたら、作業完了報告書や作業確認書にサインしましょう。

その時点で請求書を渡されるので期日までに支払いをします。業者によって支払い方法には違いがありますが、その場で現金やクレジットカードなどで支払うか、期日を決めて銀行振込などによって支払うのが一般的です。

契約する前に支払い方法について確認しておくようにしましょう。

部屋の片付けに伴う不用品回収事例

こちらは当社くまのての不用品回収料金事例になります。

まとめ

部屋の片付け業者は、多数存在しますので、どれを選んだら良いか迷ってしまうのは当然ですが、ここで紹介したチェックポイント1～15を確認すれば、信頼できる業者に出会える可能性が高くなります。

部屋の状況を確認した上で複数業者から見積もりを取って、納得価格かつ安心と信頼ができる業者に部屋の片付けを依頼しましょう。
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