服・衣類の捨て方は?処分方法11選を紹介!スッキリ片付け断捨離術

服の捨て方は?スッキリ片付け断捨離術!

洋服には着心地や思い出といった価値もあり、長い間着用していると穴が開いたり色褪せたりすることがあります。

しかし、このような状態でもなかなか処分できないと感じる方も多いのではないしょうか?衣類は季節ごとに夏服や冬服、また制服や普段着などさまざまな種類があり、そのため処分する際にはかなりの量になることがあります。

これが処分のハードルを上げている一因かもしれません。本記事では、衣類の処分に焦点を当て、様々な処分方法と具体的なアプローチをご紹介いたします。

おすすめの衣類の処分方法11選や服を捨てるか迷った時の基準についても解説しますので、ぜひ最後までご一読いただければと思います。

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目次

服や衣類を処分する基準は?

整頓された赤い服

服は日常的に身につけるものであり、常に流行が変化しているため、注意を怠るとどんどん増えてしまいます。

そのため、無計画に服を購入してしまうと整理が難しくなります。すでに自宅のクローゼットに収めきれないと感じている方もいらっしゃることでしょう。

時折、いつか着るだろうと期待したり、高価な衣類であるために手放せないまま、結局はそのままクローゼットの中で場所を取っていることもあります。そこで、自分で服を整理する基準を設けておくことで、必要なときに効果的に整理できます。

服を処分する適切なタイミングとして、大掃除や衣替えの季節がオススメです。同時に、新しい服を購入する際には、同じ数だけいらなくなった服を処分するというルールを定めるのも良いでしょう。

たとえば、1着の服を購入したら、必ず1着を処分をするといった習慣を身につけておけば、クローゼットがあふれることはありません。

これにより、洋服の整理がスムーズに行え、無駄な増加を抑制できます。

似たような服で使用頻度が低いものは思い切って捨てよう

仕事用の服、休日用の服、そしてパジャマなど、衣類にはさまざまな種類があります。

同様のアイテムが多くそろっている場合、よく着る服やお気に入りの服を基準に分類して保管することがオススメです。

あらかじめ整理しておくことで、本当に必要なものや自分の好みが明確になります。これにより、不要なものを処分する際に迷うことが減少します。種類ごとに整理した上で、たくさん所有しているものや使用頻度が低い衣類は、思い切って整理・処分しても問題ありません。

服のサイズが合っていないものは捨てる

現在は着用できない服でも、将来的に着用できるようになれば着るつもりでいるかもしれません。しかし、そのような期待に基づいて保管している衣類は、実際にはあまり着用されることがありません。

これは、個人の体形が変化するだけでなく、好みやファッショントレンドも変動するためです。そのため、現在着用できない服を全て保管するのではなく、いくつかを慎重に選んで残すことが良いでしょう。

自分の体形やスタイルが変わるにつれて、一部の衣類だけが再び着られる可能性が高まります。収納スペースが限られている場合、無用な収集を避け、整理された状態を維持するためにも注意が必要です。

今の自分が着ない服は捨てる

「今の自分は着ないけれど、何かあった時には着ることがあるかもしれない」「処分するのはもったいないから友人に譲ろう」などと考えて、なかなか処分ができないということは多いのではないしょうか?

こうした状況では、その服が本当に自分が着たいものかどうかを検討することが肝心です。特に、長い間未使用の服であれば、今後も着る可能性よりも着ない可能性の方が高いでしょう。

2年以上も使用の機会がない服は、思い切って処分することをオススメします。

服の着心地が悪いものは捨てる

繊維がチクチクと刺すセーターや、自分の骨格やパーソナルカラーに合わない服、履くたびに靴擦れが生じる靴など、デザインにひかれて購入したものでも、実際に着用してみると着心地が不快な場合があります。

特にネットショッピングでは試着が難しいため、こうした経験をされた方も多いことでしょう。どれだけおしゃれなデザインでも、快適さが欠けていると、そのアイテムはクローゼットで眠ることになりがちです。

デザインが気に入っていても、実際の着用時にストレスを感じる服などは、結局は着用しなくなるので処分することが賢明です。

服の汚れや傷みが気になるものは捨てる

毎日身につける衣類には、自ずと愛着が湧きますね。ただし、激しい汚れや傷みが見られる場合は、思い切ってその衣類を手放すことをオススメします。もしもお気に入りの衣類であれば、きちんと手入れをしているでしょうから、それほどの損傷は見受けられないはずです。

逆に手入れが怠られている場合、それは実はそこまでお気に入りではないか、着用頻度が低い可能性があります。たとえ部屋着として利用すると考える方もいらっしゃるかもしれませんが、本当に心から着たいと思える衣類以外は、思い切って捨てることが大切です。

損傷が目立つものや使用頻度の低い服は、新しい衣類にスペースを譲り、気分も新たにしましょう。

服・衣類の大量処分/一人暮らし/家族別のおすすめ方法

服大量処分/一人暮らし/家族別のおすすめ方法

服や衣類の処分方法は、量や家族構成によって最適な選択肢が大きく変わります。袋5〜10袋以上の大量処分や引越し前の片付けなら、不用品回収業者を利用することで短時間で一気に片付き、手間も最小限にできます。

一人暮らしで1〜3袋程度の少量なら、自治体の可燃ゴミや古着回収ボックスで十分対応可能です。家族世帯の場合は、子ども服や季節ごとの入れ替えで衣類が増えやすいため、リサイクル・寄付・買取を組み合わせると効率的に整理できます。

服の大量処分(ゴミ袋5袋〜クローゼット丸ごと)

大量にある場合は、自治体回収だけで片付けるのは現実的ではありません。なぜなら衣類はゴミ袋に入れると非常にかさばり、回収日も決まっているため、一度で処分しきれないケースが多いからです。

大量処分で最も効率的なのは次の3つです。

不用品回収業者にまとめて依頼(最速)

  • ・即日〜翌日で片付く
  • ・袋詰めが不要な場合も多い(スタッフが仕分け)
  • ・布団・家具・家電も同時に処分できる

量が多いほど自治体より費用対効果が高く、引越し前・実家の片付け・断捨離などの“大量処分”に最も適した方法です。

古着回収ボックスを併用(無料)

近くに古着回収ボックスがあれば、まだ着られる服を無料で引き取ってもらえます。ただし 濡れ・汚れのある衣類は不可 の点に注意。

リサイクルショップの出張買取

ブランド品が混じっている場合は、買取を併用することで処分費を抑えられるケースもあります。

一人暮らし(1〜3袋の少量)

一人暮らしでの衣類処分なら、「手軽さ」「コストゼロ」「移動の少なさ」 が重要ポイントになります。

自治体の可燃ゴミで捨てる(最も簡単)

多くの自治体では、衣類は可燃ゴミとして処分できます。汚れ・破れがある服はこの方法で十分です。※自治体によっては資源回収日が異なるため確認は必須。

古着回収(資源の日・ボックス)

まだ着られる服はリサイクルボックスへ。環境負荷が少なく罪悪感も減るため、若い世代に人気です。

少量の買取(ブランド・状態良好)

状態の良い服や人気ブランドは、宅配買取なら自宅にいながら売却できます。「服を捨てるのはもったいない」という人に最適です。

家族世帯(子ども・季節服・成長タイミング)

家族世帯は “種類が多い・サイズが違う・使用年数に差がある” ため、最適な処分方法も変わります。

子ども服は譲る・寄付する

子ども服は傷みが少ないものが多く、保育園・子育て支援団体・フリマアプリで需要が高いジャンルです。大量にある場合は、まとめて寄付できる団体もあります。

季節外の衣類を一気に仕分け(年2回)

家族の場合、捨てる基準は「1年着なかった服」。季節の入れ替え時期にまとめて“残す/処分”を判断すると効率的です。

量が多いときは不用品回収が最適

家族分の衣類は非常にかさばるため、引越し・大掃除・子どもの成長タイミングでは 袋5〜10袋になるケースが一般的。こうなると自治体では処理しきれないため、不用品回収業者の利用が現実的です。

服・衣類の処分方法11選!

処分する服を纏めてる

服を処分する方法は複数あります。

衣類の状態や処分の予算によって、最適な処分方法が異なるため、それぞれの状況に合った方法を選びましょう。

  • ・燃えるゴミで処分
  • ・資源ゴミとして市処分
  • ・自治体の拠点回収で処分
  • ・自治体の処理施設で処分
  • ・業者に持ち込んで処分
  • ・寄付して処分
  • ・古着回収ボックスで処分
  • ・フリマアプリやリサイクルショップに売る
  • ・友人や親類に譲る
  • ・リメイクする
  • ・不用品回収業者に依頼して処分

【方法1】燃えるゴミで服を処分する

燃えるゴミで服を処分する

汚れたり破れている古着・古布・帽子などは、可燃ごみで処分となります。

自治体によって曜日は異なりますが、大体週2回の収集日があり、指定された曜日に燃えるゴミとして捨てましょう。中身が見える透明な袋に入れて朝7時~朝8時までに出しておきましょう。

中身が見えない袋で捨てると、回収してもらえない可能性があるので注意です。ごみ袋に詰めて捨てるだけで、処分には費用がかからず、回収日に指定された場所に出すだけなので手続きも簡便です。

捨て方など各自治体で微妙にルールが異なるので、各自治体の分別パンフレットかホームページでしっかり確認しましょう。

全国自治体マップ検索

【方法2】資源ゴミとして服を処分

資源ごみとして服を処分

まだ着られて汚れていない服や衣類は、資源ごみとして出せます。※近くに回収場所がない方は可燃ゴミでも出せます。

自治体によっては週1~2回の収集日があったり、収集日がなくリサイクル拠点に持って行かなければ出せない場合もあります。収集日に捨てる場合は、湿った衣類を雨の日に捨てると、カビが発生する可能性があるため、気を付けましょう。

資源ごみとして出せる衣類の条件

資源ごみとして回収される衣類は、リユースやリサイクルを目的としているため、一定の条件を満たす必要があります。一般的な条件は以下の通りです。

条件項目詳細内容
衣類の状態洗濯済みで清潔な状態、破れや大きな汚れがないもの
出し方透明または半透明のビニール袋に入れる
天候晴れた日に出す(雨天時は避ける)
乾燥状態完全に乾いた状態で出す

【方法3】自治体のリサイクル拠点回収場所で服を処分

自治体のリサイクル拠点回収場所で服を処分

地域によっては一度に出せるゴミの量が制限されていることも考えられます。したがって、まとめて大量に衣類を処分する際には、事前に住んでいる自治体の規定を確認することが必要です。

一部の地域や自治体では拠点回収が行われており、持ち込んで処分する方法もあります。ただし、拠点数が制限されている場合や、拠点回収が行われていない自治体もあるため、確認することが必要です。

【東京都内】自治体の拠点回収一覧

  • ・大田区・品川区・目黒区・世田谷区・渋谷区・新宿区・中野区・杉並区・練馬区・板橋区・北区・港区・中央区・千代田区・文京区・足立区・江東区・墨田区・江戸川区
【東京都内】拠点回収を行っていない自治体

  • ・葛飾区・台東区・豊島区・荒川区
【東京都外】自治体の拠点回収一覧

  • ・昭島市
【東京都外】拠点回収を行っていない自治体一覧

  • ・八王子市・立川市・武蔵野市・三鷹市・府中市・昭島市・調布市・町田市・小金井市・日野市・国分寺市・国立市・狛江市・東大和市・武蔵村山市・多摩市・稲城市・小平市・東村山市・西東京市・清瀬市・東久留米市・青梅市・福生市・羽村市・あきる野市・瑞穂町・日の出町・檜原村・奥多摩町

【方法4】自治体の処理施設で服を処分する

自治体の処理施設で服を処分する

自治体のクリーンセンターなど、ごみ処理施設に持ち込む方法もあります。自家用車などで直接持ち込んで処分ができます。

処分代も1キロ30円~50円程なので安くお得に処分できます。安価に大量の衣類を処分できるのがメリットです。

注意点としては日時や持込不可の物もあるので、しっかりホームページを確認して電話で問い合わせてみましょう。

服が大量にある場合や、急に処分が必要になった場合の選択肢のひとつとしては十分に一考の余地はあると思います。

【東京都】自治体のごみ処理施設

日野市クリーンセンター
【搬入曜日・時間】月曜日から金曜日(祝日も含む)の午前8時30分から11時30まで、午後1時から4時30分まで
1キログラム42円
電話番号:042-581-0444

立川市総合リサイクルセンター
【搬入曜日・時間】】曜日~金曜日(祝日も受付、ただし年末年始を除く)午前8時30分~正午、午後1時~午後4時(受付時間内に入場してください)
10キログラムあたり300円
※持ち込みは市民本人に限る
電話番号: 042-531-0950

八王子市戸吹クリーンセンター
【搬入曜日・時間】月曜日から金曜日(祝日を含む、年末年始を除く)午前8時30分から午後4時30分までです。
10キログラムにつき350円
電話番号: 042-692-3221

【方法5】業者に持ち込んで衣類をまとめて処分する

業者に持ち込んで衣類をまとめて処分する

急ぎや服が大量にある場合などは、持込で服を処分できると時間が効率的に使えて便利ですよね。

持込対応OKの業者に持ち込みをすると即日で処分ができて、なおかつキロ単価で買い取ってくれる所もあります。処分もできてお金にもなる、二重にお得な方法です。

自治体などに委託されている資源リサイクル回収業者に直接持ち込む形です。他にも古紙回収業者が服や古着のリサイクル・リユース目的で買取してます。

まずは問い合わせてみましょう。

【東京都】衣類を持込で処分できる業者3選

有限会社 富商~古着・服飾雑貨リサイクル事業
東京都武蔵村山市伊奈平2-8-1
TEL:0120-548-177

株式会社市川商店~古着・古布回収
東京都練馬区早宮3丁目12-18
TEL:03-3992-6136
休業日:日曜日

有限会社カネショウ
東京都八王子市南大沢3丁目25番地
TEL:042-797-0081
休業日:年中無休

【方法6】寄付による古着の処分

寄付による服の処分

個々の意識が向上し、サステナブルな社会への一歩となるであろうリユース。未だ有用な衣類は、寄付を通じて新たな役割を果たすこともできます。国内においては、不要になった衣類を回収するNPO団体が存在し、これらは海外支援にも寄与しています。

寄贈された衣類はリユースされ、またその売上はワクチン購入などの資金として活用されています。さらに、服だけでなく小物類やバッグも同様に回収されています。

衣類を捨てずに社会貢献したい方や、服を処分する際に無駄を感じる方にとっては、オススメの方法です。

一部のNPO団体では、自ら運搬する必要がなく、配送するだけで済むところもあり手続きも簡単です。ただし、これらの団体はほとんどがボランティアで運営され、予算も限られています。そのため、送料や手数料などは利用者が負担する必要があります。

最初に居住地の近くにある各NPO団体に問い合わせてみることをオススメします。

衣類統計データ

令和4年度、経済産業省が行った調査によると家庭から手放した衣類は年間73.1万トンが事業者および家庭から使用後に手放されると推計されてます。

ここからリユースで13.3万t、リサイクルで12.7万t、残りの47万tは廃棄されている状態です。

引用:環境省:令和4年度-循環型ファッションの推進方策に関する調査業務

寄付の手順と注意点

寄付の方法は団体によって異なる場合もありますが、ほとんどは洋服を寄付したい側が自分で段ボールなどを用意して、送料元払いで郵送します。寄付をスムーズに進めるために、以下の手順を確認しましょう。

  1. 1.事前に団体のホームページで受付条件を確認:受付品目、受付期間、送付先住所などを必ず確認します。
  2. 2.衣類の状態をチェック:破れや汚れがひどいものは受け付けていない場合が多いため、きれいに洗濯して乾燥させた状態で準備します。
  3. 3.段ボールや紙袋に梱包:団体によっては梱包資材の指定がある場合があります。
  4. 4.送付先へ発送:基本的に送料は元払い(自己負担)となります。
  5. 5.必要に応じて事前連絡:大量に送る場合や受領連絡を希望する場合は、事前に団体へ連絡が必要です。

寄付できる衣類の種類

一般的に寄付できる衣類には、Tシャツ、ポロシャツ、ワイシャツ、ブラウス、トレーナー、セーター、ジーンズ、パンツ類、子ども服、ベビー服などがあります。ただし、団体によって受付品目が異なるため注意が必要です。新品であれば下着や靴下、パジャマなども受け付けている団体もあります。一方、制服、作業着、喪服、上下が揃っていないスーツなどは受け付けていない団体もあります。

【古着を寄付できる支援団体5選】

服を捨てようと思った時に、もったいないから寄付したいと思ったことはありませんか?そう思った時に検討できる5団体を紹介します。

【NPO法人ワールドギフト】

NPO法人ワールドギフトは物品の寄付を中心に、食糧支援・医療支援・「安全な水」支援などを行っている団体です。

寄付品は、まだ使えるものであれば衣類から衛生用品、雑貨、食べ物など幅広く受け取ってもらえます。高価なものや新品である必要がない点が特徴です。

寄付品を発送する際は事前の申し込みと寄付金の振り込みが必要になってくるので注意が必要です。

NPO法人ワールドギフト

⇒NPO法人ワールドギフトへ

【NPO法人JFSA】

日本ファイバーリサイクル連帯協議会(通称:JFSA)では、衣類・毛布・バッグなどを回収しリユース販売する事業を行っています。

海外で販売して出た利益はスラム街にある学校の運営費として使われ、日本国内で販売した利益はJFSAの活動費となっています。回収の受付は年3回あり、受付品目は期間ごとに変わります。宅配便での送付も可能なようです。

回収可能なものは、シミ・汚れ・破れ・毛玉・縮みがない物に限られ、スカートや女性用スーツなど回収できない品目もあるので興味がある方は一度ホームページを見てみてください。

NPO法人JFSA

⇒特定非営利活動法人 日本ファイバーリサイクル連帯協議会へ

【日本救援衣料センター】

日本救援衣料センターは、衣料を必要とする人たちに「愛の救援衣料」を配布する目的で設立された団体です。

寄付方法は郵送の他、全国各地のショッピングモールにキャンペーンとして設置される収集会場に持ち込むこともできます。開催日と会場はホームページから確認できます。

スーツジャケット、スカート、ワンピース、ベビー服、シミや傷があるものなど寄付できない品目も多数あるので注意が必要です。
日本救援衣料センター

⇒特定非営利活動法人日本救援衣料センターへ

【洋服ポスト】

洋服ポストネットワーク協議会(通称:洋服ポスト)は、状態はいいがもう着なくなった服を集め、海外の古着マーケットで販売することでリユースする団体です。

体操服や作業着、ヒールや長靴など回収できないものもあるため注意が必要です。また、集まった衣類の量に応じて、環境保全や社会貢献活動などの団体に支援金が寄付されます。

洋服ポストの特徴は、東京・神奈川の各地で回収窓口を開設していることです。ホームページで開設スケジュールが公開されているので興味がある方は見てみてはいかがでしょうか。

洋服ポスト

⇒特定非営利活動法人 洋服ポストネットワーク協議会へ

【古着deワクチン】

古着deワクチンでは、着なくなった服をカンボジアなどの発展途上国に届けます。その服を現地で販売したり、そこからさらに世界中に再輸出したりすることで雇用が生まれています。

実際カンボジアのセンターでは、障がいを持っている人やストリートチルドレンだった若者が中心となって働いています。

また、服を寄付する際に購入する専用回収キット1点につきポリオワクチン5人分が寄付されたり、カンボジアのセンターで衣類が売れると1点につきポリオワクチン1人分が寄付されるなど、服と同時にワクチンも寄付できるといった仕組みです。

衣類を処分する際に検討してみてもいいかもしれません。

古着deワクチン

日本リユースシステム株式会社:古着deワクチンへ

環境省によると、毎日、大型トラック約130台分の服が焼却・埋め立てされています。一方、ワクチンで防げた感染症で失われる子どもの命は世界で1日4000人。この豊かさと貧困の間の歪みについて、同社では以前より問題意識を持っていました。

『開発途上国を中心にビジネスを展開する日本の「捨てさせない屋」として、このアンバランスを同時に解決できる仕組みを考え生まれたのが「古着deワクチン」です。』

引用:東京都環境局:<衣類のリユースとワクチン寄付に取り組む企業を紹介>

【方法7】アパレルメーカーの古着回収ボックスによる服の処分

古着回収ボックスによる服の処分

アパレルメーカーのなかには、衣類の回収サービスをおこなっているところもあります。専門店に衣類を回収をしてもらえば、再利用も可能になるので社会貢献にもつながります。

ユニクロや無印良品などのアパレルメーカーにおいては、各店舗で購入をした衣類のみが対象となっていますが、H&Mや洋服の青山、GOLDWINなどに関しては他店の衣類であっても回収をおこなっているので、衣類を気軽に無料で処分することができます。

レジや店舗入口付近に回収ボックスが設置されているか、スタッフに声をかけて引き渡します。ユニクロやジーユーの回収サービスでは、自社ブランドの商品のみを対象としていますが、H&Mでは他ブランドの衣類も回収対象となっています。このため、さまざまなブランドの衣類をまとめて処分したい場合は、H&Mの利用が便利です。

また、アパレルメーカーによっては下取りサービスやそれに合わせたポイントバック、クーポンの付与などをおこなっているところもあるようなので、まずはお住まいの近くの衣類専門店に問い合わせをしてみることをオススメします。

なお、各アパレルメーカーの回収方法は、下記のようになっています。

店舗回収のメリット

店舗回収サービスには以下のようなメリットがあります。

  • ・買い物のついでに気軽に持ち込める
  • ・受付時間が店舗営業時間内であれば柔軟
  • ・環境に配慮した処分方法として社会貢献につながる
  • ・一部店舗では割引クーポンなどの特典が受けられる
  • ・回収後の用途が明確で安心感がある

ただし、買取サービスではないため金銭的な見返りは期待できません。あくまでも環境に配慮した処分方法として利用することになります。

各アパレルメーカーの回収方法

アパレルメーカー対象商品回収方法特典
ユニクロユニクロの製品店舗の回収ボックスなし
無印良品無印良品の製品各店舗へ問い合わせ持ち込み1日につき1回、MUJI passport1,000マイル付与
H&M衣類などブランドに関わらず回収可能店舗へ持ち込み古着1袋につき、3,000円以上の買い物で使える500円割引のクーポンとConsciousポイント20ポイント付与
洋服の青山スーツ・ワイシャツ・ネクタイ・ベルト・靴・学生服など他社製品もOK店舗へ持ち込み下取りに出すアイテムに応じて、その場で使える10%割引クーポン発行
GOLDWINブランド・状態にかかわらず回収可能店舗へ持ち込み持ち込み点数にかかわらず1日1回、GREENCYCLE実施店で使える500円分のクーポン発行

【方法8】フリマアプリやリサイクルショップで服を売る

フリマアプリやリサイクルショップで服を売る

高価な服や人気の高いブランド、新品など状態の良い物は、売って現金化するのも一つの方法です。ここではフリマアプリとリサイクルショップで衣類を売るときのメリットとデメリットを比較します。

どちらの方法で売るにしても、きちんと洗濯やアイロンがけを行うこと、シーズン前に売ることが高く売れるポイントです。

少しでもお得に服を処分したい方、フリマアプリとリサイクルショップどちらを利用するか迷っている方は下記を参考にしてみてください。

フリマアプリで売る

不要になった衣類を処分する際、フリマアプリやネットオークションを利用すれば自分で価格を設定して売却できるのが最大の魅力です。スマートフォンがあれば誰でも手軽に始められ、買取サービスよりも高値で売却できる可能性があります。

ただし、写真撮影や商品説明文の作成、購入者とのやり取り、梱包・発送作業など、すべて自分で行う必要があるため、手間と時間がかかる点には注意が必要です。売却までに時間がかかることもあるため、すぐに処分したい場合には不向きですが、少しでも高く売りたい方にはおすすめの方法です。

フリマアプリ一覧
  • ・メリカリ
  • ・Yahoo! フリマ
  • ・楽天ラクマ
  • ・ジモティー
  • ・モバオク
手数料の比較
項目メルカリラクマ
販売手数料10%6.6%(6%+消費税)
1,000円の商品が売れた場合の受取額900円934円
売上金の振込手数料200円(全金融機関一律)210円(楽天銀行は1万円以上で無料)

ラクマの販売手数料は6.0%です。メルカリとの差は約4%にもなり、売上利益が増えるほどその影響も大きくなります。高額な商品を売る場合は、ラクマの方が手元に残る金額が多くなる可能性があります。

フリマアプリで少しでも高く売るコツ

フリマアプリを使って処分する場合、衣類を少しでも高く売るコツを紹介します。

★付属品も一緒に出品する
・服を買ったときについてくる替えボタンや、バッグや財布を買ったときについてくる外箱や保証書などがある場合はそれらもつけて販売すると高く売れやすくなります。
★商品説明を詳しく書く
・フリマアプリでは購入者は商品を実際に手に取ることができません。したがって、商品説明をしっかり記載することで必要な情報をきちんと伝え、購入者に安心感を与える必要があります。色味や生地の質感、汚れや傷の様子、実際に着た時のサイズ感などを書くことで購入者は商品をイメージしやすくなります。高く売りたいからといってうそを書くのはトラブルの原因になるので絶対にしてはいけません。
★サイズ感
・Sサイズ・Mサイズだけではなく、サイトやタグに書いてある胸囲やウエスト、伸縮性の有無なども書くと良いでしょう。また、同じサイズの他ブランドのものと比べたときのサイズ感も書いておくとわかりやすくなります。
★ブランド名
・ブランド物はブランドの名前をしっかりと記載するようにしましょう。通称がある場合は正式名称と合わせて記載しておくと良いでしょう。そうすることによって高く売れるようになったり、検索に引っ掛かりやすくもなります。
★商品の色
・フリマアプリを利用する際には、実際に商品を目で見ることができないため、商品の写真が非常に重要です。特に、自然光を活かし、影の発生を避けるような明るい環境での撮影がポイントです。
・商品の魅力を最大限に引き出すためには、表面だけでなく裏面や装飾の様子も分かるように撮影すると良いでしょう。写真は複数枚アップロード可能ですが、最初の1枚は商品全体がよく分かる写真にすることがオススメです。
・付属品がある場合は、それらも含めて写真に収めると商品がより魅力的に映り、購買意欲を引き立てることができます。商品の状態が汚れや傷を含む場合は、正直かつ詳細に商品説明欄に記載し、それに加えて写真でもその状態を明示することが重要です。これにより、購入者は事前に商品の状態を理解しやすくなり、トラブルを避けることができます。商品説明欄と写真を両方活用することで、安心して商品を購入できる環境を構築し、円滑な取引が期待できます。
メリットデメリット
  • ・自宅から出品できる
  • ・どんなブランド・状態でも出品できる
  • ・自分で値段が決められる
  • ・新品やタグ付きのものは高く売れることも
  • ・販売手数料がかかる
  • ・自分で梱包・発送・購入者とのやり取りをする必要がある
  • ・売り上げが反映されるまで少し時間がかかる
  • ・出品数が多いため値段設定が難しい
  • ・必ず売れるとは限らない

トラブルを避けるための注意点

フリマアプリでのトラブルを避けるため、以下の点に注意しましょう。

  • ・商品の状態は正直に、やや厳しめに評価して記載する
  • ・採寸は正確に行い、平置き実寸を記載する
  • ・発送方法と発送日の目安を明確にする
  • ・購入者からの質問には迅速かつ丁寧に回答する
  • ・購入後の返品・キャンセルは原則不可であることを記載する
  • ・ブランド品の場合は偽物と誤解されないよう購入場所を明記する

また、複数のフリマアプリに同じ商品を同時出品することは、売れた際の対応が困難になるため避けるべきです。出品を停止してから別のアプリに出品するようにしましょう。

売却のメリットとデメリット

フリマアプリやネットオークションでの衣類売却には、メリットとデメリットの両方があります。自分の状況に合わせて判断しましょう。

メリット
メリット詳細
自分で価格を決められる希望価格で出品でき、買取サービスより高値で売れる可能性が高い
スマホ1台で完結店舗に持ち込む必要がなく、自宅で全て完結できる
幅広い商品が売れるノーブランド品やファストファッションも需要がある
直接購入者とやり取りできる質問に答えることで信頼関係を築ける
出品は無料売れなくても費用はかからない(手数料は売れた時のみ)
デメリット
デメリット詳細
手間と時間がかかる撮影、出品、コメント対応、梱包、発送など全て自分で行う必要がある
すぐに売れるとは限らない出品から売却まで数週間から数ヶ月かかることもある
売れ残るリスクがある需要がない商品はいつまでも売れない可能性がある
梱包資材が必要ビニール袋、段ボール、緩衝材などを自分で用意する必要がある
トラブルの可能性商品の状態や発送に関するクレームが発生することがある
手数料がかかる販売価格の6〜10%が手数料として引かれる

フリマアプリは時間と手間をかけられる方、少しでも高く売りたい方に適した処分方法です。一方で、大量の衣類を一度に処分したい場合や、すぐに現金化したい場合は、買取サービスや宅配回収サービスの利用を検討した方が良いでしょう。

また、出品作業に疲れてしまった場合は、専門の買取サービスに切り替えるのも一つの選択肢です。自分のライフスタイルや処分したい衣類の量、状態に合わせて、最適な方法を選択しましょう。

リサイクルショップで買取してもらう

不要になった衣類を環境に配慮しながら処分したい方には、リサイクルショップの利用がおすすめです。まだ着られる状態の衣類であれば、廃棄するのではなく次の使い手に届けることで、資源の有効活用につながります。この方法は、買取による現金化までは期待できないものの、無料で処分できる点が大きなメリットです。

リサイクルショップでは、ブランド品からノーブランド品まで幅広く取り扱っており、状態の良い衣類であれば買取対象となる場合があります。リサイクルショップのメリットはとにかく手間がかからない点です。

お店に持っていきさえすれば後は査定を待つだけです。さらに最近はインターネットで申し込んで集荷に来てくれる宅配買取を行っている店舗もあります。

すぐに売ってしまいたい方や、面倒な作業はしたくないという方にはリサイクルショップに買い取ってもらい処分するのがオススメです。

リサイクルショップへの持ち込み

リサイクルショップへの持ち込みは、その場で査定・買取が完了するため、即日現金化できる最も手軽な処分方法の一つです。全国展開している大手チェーン店から地域密着型の個人店まで、さまざまな形態のショップがあります。

持ち込み買取の基本的な流れは、洗濯済みの衣類を店舗に持参し、その場でスタッフが査定を行います。査定結果に納得できればその場で買取が成立し、現金を受け取ることができます。事前の予約は不要で、一点から受け付けている店舗が多いため、思い立ったときに気軽に利用できます。

全国展開しているリサイクルショップとしては、トレジャーファクトリーやセカンドストリートなどがあり、衣類に特化した専門店も増えています。キングファミリーのように古着専門で展開しているショップでは、重さで買取価格を決める独自のシステムを採用している店舗もあります。

持ち込み時の準備と注意点

リサイクルショップに持ち込む際は、事前に以下の準備をしておくとスムーズです。まず、衣類は必ず洗濯して清潔な状態にしておきましょう。衣類の場合は当然ながら、清潔でなければなりません。クリーニング済みの状態であればより好印象です。

また、ボタンが取れていたり破れがあったりする衣類は買取対象外となる可能性が高いため、事前に確認しておくことが大切です。身分証明書の提示が必要となる店舗がほとんどですので、運転免許証やマイナンバーカードなどを持参しましょう。

持ち込む際の梱包方法については、衣装ケースのままやゴミ袋での持ち込みを受け付けている店舗もあります。大量の衣類を処分したい場合は、事前に店舗に問い合わせておくと安心です。

買取価格を左右するポイント

リサイクルショップでの買取価格は、衣類の状態やブランド、需要によって大きく変動します。高額査定を受けるためには、いくつかのポイントを押さえておくことが重要です。

査定ポイント詳細対策
清潔さシミや臭いがないこと洗濯またはクリーニングを済ませる
シーズン需要期に合った衣類夏物は春に、冬物は秋に持ち込む
トレンド流行遅れでないこと購入から2〜3年以内の衣類が望ましい
ブランド人気ブランドやデザイナーズアイテムタグや証明書があれば一緒に持参
状態色褪せや毛玉がないこと事前にメンテナンスしておく

シーズンが適当であることも重要で、在庫の関係でオフシーズンの物は嫌われます。夏物は春のうちに、冬物は秋に持ち込むほうが高く引き取ってもらえます。シーズンを意識したタイミングで持ち込むことで、査定額が大きく変わる可能性があります。

リサイクルショップ一覧
  • ・トレジャーファクトリー
  • ・トレファクスタイル
  • ・セカンドストリート
  • ・オフハウス
  • ・モードオフ
メリットデメリット
  • ・店舗に持ち込むだけでOK
  • ・その場で現金で受け取れる
  • ・人気のブランドは高く売れることも
  • ・宅配買取ができる店舗もある
  • ・店舗・服の状態によっては買い取ってくれないものもある
  • ・値段がつかないものもある
  • ・買取相場はフリマアプリより劣る

宅配・出張買取サービスで衣類を現金化する

宅配買取の利用方法

宅配買取は、自宅にいながら衣類を送るだけで買取が完結するサービスです。セカンドストリートやフクウロなどの大手買取業者が提供しており、忙しい方や近くに店舗がない方に適しています。

宅配買取の基本的な流れ

宅配買取の利用手順は以下の通りです。

  1. 1.Webサイトから申し込み:買取業者の公式サイトにアクセスし、必要事項を入力して申し込みます。初めての利用時は会員登録が必要な場合があります。
  2. 2.梱包資材の準備:無料で梱包用のダンボールを届けてくれる業者が多いですが、自宅にある段ボールや紙袋を使用できる場合もあります。
  3. 3.衣類の梱包と発送:売りたい衣類を段ボールに詰めて、集荷依頼または営業所へ持ち込みます。送料無料の業者がほとんどです。
  4. 4.査定結果の確認:専門バイヤーが状態や相場を加味して1点ずつ丁寧に査定し、査定完了後にメールで結果が通知されます。
  5. 5.承認または返却の選択:査定額に納得できれば承認、納得できなければキャンセルして返却を選べます。
  6. 6.入金:承認後、指定した口座に買取金額が振り込まれます。多くの業者では振込手数料も無料です。
宅配買取の注意点

宅配買取を利用する際は、以下の点に注意しましょう。

  • ・梱包サイズの制限:縦+横+高さの合計が160cm以内といった規定がある場合があります。
  • ・買取対象ブランドの確認:業者によって取り扱いブランドが異なるため、事前に確認が必要です。ノンブランドやファストファッションは宅配買取の対象外となる場合があります。
  • ・キャンセル時の返送料:キャンセル時の返送料が有料の業者もあるため、申し込み前に確認しておきましょう。
  • ・本人確認書類:買取成立時には本人確認書類の提出が必須です。
出張買取の特徴

出張買取は、査定員が自宅まで訪問して衣類を査定し買い取ってくれるサービスです。

項目内容
メリット大量の衣類を一度に処分できる、梱包や運搬の手間が不要、自宅で査定が完結する
デメリット対応エリアが限定されている場合がある、査定員の訪問日程を調整する必要がある、一定量以上の衣類が必要な場合がある
向いている人大量の衣類を処分したい方、梱包や持ち運びが困難な方、高齢者や女性の方

女性スタッフがご自宅にお伺いする出張買取プランを提供している業者もあり、女性の一人暮らしでも安心して利用できます。また、時計・バッグ・衣料品などブランド品を中心に出張買取を行っている業者もあります。

3つの買取方法の比較

買取方法手軽さ現金化の速さ対応エリア適した衣類の量
宅配買取△(数日~1週間程度)全国対応少量~大量
店舗買取◎(即日)店舗周辺のみ少量~中量
出張買取◎(即日)限定的(都市部中心)中量~大量

【方法9】友人や親類に服を譲る

友人や親類に福を譲る

服を処分する際、まずは友人や親戚に子供服や洋服を欲しいか聞いてみましょう。友人や親戚が子供などがいる場合は、譲れる可能性が高いです。

子供は短い時間で大きくなり、服を新品で買ったとしてもすぐ着れなくなるので、中古でも良いと思ってる人は多いはずです。近所のママ友や、友人、親戚に譲ると必ず喜ばれます。譲る際はマナーとして、しっかり洗濯をして、落とせる汚れは落とし、キレイな状態で譲ってあげましょう。

ジモティーなどの地域情報サイトの活用

ジモティー」などの地域情報掲示板サイトを利用すれば、近隣に住む人と直接やり取りして衣類を譲渡できます。無料で譲る設定にすれば、処分費用をかけずに誰かの役に立てることができます。取引は直接手渡しが基本のため、トラブルを避けるために公共の場所での受け渡しを推奨します。

児童養護施設への直接持ち込み

児童養護施設や孤児院に直接古着を持ち込んで寄付することもできます。ただし、施設によって受け入れ状況が異なるため、事前に電話などで確認することが必要です。子ども服や学用品など、施設で実際に必要とされているものを確認してから持参すると喜ばれます。

寄付のメリットとデメリット

衣類の寄付には多くのメリットがある一方で、考慮すべきデメリットも存在します。寄付を検討する際は、両面を理解した上で判断することが重要です。

寄付のメリット
メリット詳細
社会貢献ができる発展途上国の支援や国内福祉施設への貢献など、困っている人の役に立てる
環境保護につながる廃棄物を減らし、資源を有効活用することでSDGsにも貢献できる
精神的な満足感捨てるのではなく誰かの役に立つという充実感を得られる
税制優遇を受けられる場合がある認定NPO法人への輸送費寄付は寄付金控除の対象になることがある
処分の罪悪感が軽減される思い出のある衣類を捨てる罪悪感を感じずに手放せる

環境問題と社会課題の両方にアプローチできる点が、寄付の大きな魅力です。また、認定NPO法人に対する寄付であれば、税制優遇措置を受けられる場合もあります。

寄付のデメリット
デメリット詳細
送料が自己負担段ボール代や郵送料など、数百円から数千円の費用がかかる
梱包の手間がかかる段ボール箱の用意、衣類の仕分け、梱包作業に時間と労力が必要
受付条件が限定的団体によって受付品目、受付期間、衣類の状態などに制限がある
金銭的なリターンはない売却や買取と違い、収益を得ることはできない
すぐに処分できない場合がある受付期間が限定されている団体もあり、タイミングを待つ必要がある

経済的なリターンを求める場合は寄付よりも売却の方が適している一方、社会貢献を重視する場合は寄付が最適な選択肢となります。自分の価値観や状況に合わせて、最適な処分方法を選びましょう。

寄付を選ぶべき人

以下のような方には、寄付による衣類処分が特におすすめです。

  • ・社会貢献や環境保護に関心がある人
  • ・金銭的なリターンよりも誰かの役に立ちたいと考える人
  • ・思い出のある衣類を捨てることに抵抗がある人
  • ・売却の手間をかけたくないが、ゴミとして捨てたくない人
  • ・比較的状態の良い衣類をまとめて処分したい人

寄付は、衣類を単に処分するのではなく、新たな価値を生み出す社会貢献の手段として位置づけられます。自分のライフスタイルや価値観に合わせて、最適な方法を選択してください。

【方法10】服をリメイクする

服をリメイクする

思い出がある服だったり、まだ着られそう服で、どうしても捨てられないなどといった悩みはあると思います。そこで処分とは少し違いますが、意外な方法が1つあります。

それは「リメイク」するです。節約にもエコにもなる、環境にとても優しい再利用方法です。服をニコイチにして新しい服にしたり、小物類やタオルにリメイクして再利用するといった事もできます。

自身でミシンなどを扱える方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。なお、費用は発生しますが、お店にお願いして作ってもらえる事もできます。

洋服・バッグのお直しマジックミシン~オーダーリメイク

【方法11】不用品回収業者による服の処分

不用品回収業者に衣類の処分を依頼する

引っ越し、遺品整理、リフォーム、断捨離などで大量の服を処分しなければいけない時があります。

できるだけ手間をかけずに服を処分したい方や、捨てたい服を大量にまとめて処分したい場合には、不用品回収業者によるサービスがオススメです。他の家具、家電やごみも一緒に回収してもらえるのでとてもお得になります。

以下、不用品回収業者に頼む際のメリットとデメリットをまとめてみました。

メリットデメリット
  • ・自分で回収先に持ち込まなくていい
  • ・自治体で捨てられなかったものでも回収して処分できる
  • ・即日対応してもらえる
  • ・大量の衣類を一気に処分してもらえる
  • ・他の粗大ゴミや不用品も一緒に処分してもらえる
  • ・労力がかからない
  • ・民間企業のため無料ではない

当社不用品回収ビフォーアフター

文京区「不用品回収」ビフォーアフター

当社ビフォーアフター(お客様の声)をもっと見る

衣類などの不用品回収事例

こちらは当社くまのての不用品回収料金事例になります。
↓↓↓

遺品整理に伴うお部屋の片付けのご依頼
  • 主な不用品:棚6個、カラーボックス5個、衣装ケース20個、服・衣類20袋、ガラクタ類30袋、椅子2脚
  • お部屋タイプ:戸建て
  • 作業人数:2名
  • 作業時間:30分
  • ご利用プラン:くまトラL
  • 地域:中野区

回収料金:80,000円(税込88,000円)

片付けに伴う衣類などの不用品回収のご依頼
  • 主な不用品:カーペット/掃除機/服・衣類/その他雑貨・備品など
  • お部屋タイプ:戸建て
  • 作業人数:1名
  • 作業時間:15分前後
  • ご利用プラン:くまトラss
  • 地域:府中市

回収料金:12,000円(税込13,200円)

専門家が口コミで厳選!東京の不用品回収業者おすすめ10選

衣類の収納宅配サービスに預ける

服を処分中のカップル

服が大量にあって置く場所がない、でも捨てたくないとお悩みの方へ。衣類の宅配保管サービスというものをご存じでしょうか?普段着る事のない衣類を、段ボールにいれて送ります。

預けた服や衣類は、スマホから管理・確認でき、取り出しも一点からスマホ一つでできます。保管方法が選べたり、そのままクリーニングしてもらえるサービスなどがオプションであります。

月額料金はかかってしまいますが、衣類を処分したくないけど部屋をスッキリさせたい方にとっては、とても便利なサービスではないでしょうか。

サマリーポケット~衣類保管サービス

注意喚起:衣類を自身で燃やすのは法律違反です

手でバツを作る男性
衣類は可燃ゴミとして処分できますが、たき火などで個人で処分することは法律で禁じられています。

このような行為は、場合によっては罰金や懲役といった厳しい刑罰を受けることもあります。詳細については、「廃棄物の処理および清掃に関する法律」を確認してください。

小規模の廃棄物焼却炉(火床面積0.5平方メートル未満かつ焼却能力が1時間当たり50キログラム未満のもの)により、又は廃棄物焼却炉を用いずに、ごみなどの廃棄物を焼却することは「都民の健康と安全を確保する環境に関する条例」で禁止されています。

焼却するものが廃棄物である場合、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」によっても禁止されています。※2027年4月から一部改正されます

引用:北区公式ホームページ:屋外での焼却は禁止です

「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」に違反すると、五年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金、またはその両方が科される可能性があります。

また、焚き火が原因で全国で年間約3,000件もの火災が発生しています。中には放火とみなされるケースもありますので、衣類を焚き火で燃やす行為は絶対に避けるべきです。

東京で衣類を捨てる方法

東京衣類捨て方マップ
東京23区では、衣類の扱いが区によって微妙に異なるため、「可燃で捨てていいのか」「資源として出すべきか」が分かりにくいという声が多くあります。特に一人暮らしや引越し前の片付けでは、区のルールを把握していないと回収日に間に合わず、予定が大きく遅れることもあります。ここでは、東京23区に共通する基本ルールと、区ごとの違いに注意すべきポイントをわかりやすく解説します。自治体処分を選ぶ際は、必ず「分別区分」「回収日」「回収ボックスの有無」を確認することが重要です。

可燃か資源か区で違う

東京23区では、多くの区で衣類は「可燃ゴミ」扱いですが、区によっては古着として資源回収日に分けられています。

【例】

  • ・可燃ゴミ扱いが多い区:新宿区・渋谷区・中野区など
  • ・資源回収扱いの区:世田谷区・目黒区など

また、濡れている衣類・汚れの強いものは資源扱いにならず、可燃として出す必要があります。引越し前や大量整理の際は、区の公式サイトで最新情報を確認することが必須です。

回収日・回収ボックス

衣類の回収日は区によって週2回〜月2回まで差があり、回収日に間に合うかどうかが処分スピードに大きく影響します。さらに、23区の一部地域には「古着回収ボックス」が設置されており、状態の良い衣類を無料で出すことが可能です。

  • ・ボックスは駅周辺・公共施設に置かれていることが多い
  • ・汚れ・破れがある衣類は回収不可

回収ボックスを活用すれば、急がない場合でも無料かつ環境に配慮しながら処分できます。

服が大量の場合の注意点

袋5〜10袋以上の衣類をまとめて捨てたい場合、自治体だけでの処分は現実的ではありません。

【理由】

  • ・回収日に一度に出せる量に制限がある
  • ・回収日が分散して片付けが進まない
  • ・家具や布団も一緒に処分したいケースが多い

大量処分では、不用品回収業者を利用したほうが確実で、即日対応・袋詰め不要の場合もあり、結果的に効率的です。特に引越し前や年末の片付けでは、「服は自治体で…と思っていたら終わらない」というトラブルが多いため注意が必要です。

あなたに最適な「最短・最安」処分方法まとめ(状況別マップ)

状況別マップ

衣類の処分方法は、目的や状況によって「最短で片付く方法」も「最安で済む方法」も大きく変わります。ここでは、検索ユーザーが特に知りたい5つの状況に絞り、最適な選択肢をわかりやすくまとめました。捨てたい理由や量に合わせて選ぶだけで、ムダな手間や費用をかけずに最も効率よく処分できます。

今日中に捨てたい→不用品回収or古着ボックス

「今日中に片付けたい」「急いでいる」という場合は、自治体では対応できないため、不用品回収業者が最短です。多くの業者が即日回収に対応し、袋詰めが不要なケースもあります。まだ着られる衣類が少量なら、近くの古着回収ボックスに入れることでその日のうちに処分できます。

無料で捨てたい→自治体・寄付

コストをかけたくない場合は、自治体の可燃ゴミ・資源ゴミに出す方法が最も確実です。汚れや破れがある服は自治体処分が適しています。一方、状態の良い服は寄付団体に送ることで、無料かつ社会貢献しながら処分ができます。

お金にしたい→買取

ブランド品や状態の良い服を処分するなら、リサイクルショップや宅配買取を活用するのが最適です。特に宅配買取は、箱に詰めて送るだけで査定が完了するため、忙しい人でも手軽に現金化できます。洋服の質が高いほど、売却益で処分費を抑えられます。

量が多すぎる→不用品回収

袋5〜10袋、クローゼット丸ごとなど大量処分の場合は、自治体だけでは対応が難しく、回収日も分散してしまいます。そのため不用品回収業者を利用するのが現実的で、衣類以外の雑貨・布団・家具も同時に片付きます。引越しや大掃除のタイミングに特に向いています。

環境配慮したい→リサイクル・寄付

まだ着られる服を無駄にせず手放したいなら、リサイクルボックスや寄付団体への提供が最適です。古着として再利用されたり、海外支援として活用されるケースも多く、環境負荷を抑えながら整理できます。特に家族世帯は、状態の良い子ども服の寄付先が多く有効です。

服・衣類の捨て方まとめ

服の捨て方まとめ

本記事では、服の捨て方に焦点を当て、具体的な方法をご紹介いたしました。衣類に関しては、「古着」と見なすこともあり、傷んでいたり時代遅れだからといって、必ずしも全てがゴミになるわけではありません。

また、衣類はリユースの観点から見ても価値があり、社会に再利用されることが期待されます。ただし、遺品整理や引っ越しなどで、衣類や家具、家電を大量に処分しなければいけない状況もあるでしょう。

その際は、自身が所有する衣類の状態に合わせて処分方法を検討してみることをオススメします。ぜひ、皆さんもこの記事を参考に、効果的かつ環境に配慮した衣類の処分を実践してみてください。

判断に迷ったら(量・状態・急ぎ)の3軸で決める

もし「どれが自分に合っているかわからない…」と感じたら、“量・状態・急ぎ”の3軸で判断すると、簡単に自分の状況にあった処分方法が見つかります。

  • ・量:1〜3袋なら自治体、5〜10袋以上なら不用品回収
  • ・状態:汚れ・破れは自治体、まだ着られる服は寄付・リサイクル、ブランド品は買取
  • ・急ぎ:今日中・数日以内なら不用品回収、急がないなら自治体か寄付

この3つを順番に確認するだけで、あなたにとって最も効率がよく、ムダのない衣類処分の方法が判断できます。。判断に迷ったら、まずはこの3軸を基準に選んでみてください。

口コミで選びました!東京のおすすめ不用品回収業者10選!

不用品回収「くまのて」料金プラン

不用品回収くまのての料金プランは、業界最安値の料金設定で、不要になった物が多ければ多いほどお得になる定額プランを提供いたしております。
さらに、買取できる物があった場合、表示価格からさらにお値引!

服の捨て方に関するよくある質問

服は可燃ごみで捨てても大丈夫ですか?
多くの自治体では小さく切れば可燃ごみとして出せますが、量が多い場合や素材によってルールが異なります。ウール・ダウン・革製品などは対象外になることもあるため、必ずお住まいの自治体のごみ分別ルールを確認してください。
服は資源ごみとしてリサイクルできますか?
できます。自治体の「布類回収」や、スーパー・衣料品店に設置された古着回収ボックスなどでリサイクルされるケースが多いです。綿やポリエステル素材はウエスや再生繊維として再利用されることがあります。
染みや破れのある服もリサイクルできますか?
多くの布類回収では、汚れや破れがあっても資源として受け入れてくれます。ただし、古着として再使用される寄付団体は「状態の良いもののみ受付」としていることが多いため、回収方法ごとの条件を確認してから出しましょう。
ダウンジャケットや厚手のコートはどうやって捨てればいいですか?
ダウンや中綿入りコートは、自治体の布類回収の対象外になっていることがあります。リサイクルショップやブランド独自のリサイクルプログラム、不用品回収業者を利用する方法が現実的です。
下着や靴下はどう捨てればいいですか?
下着・靴下は衛生面の理由から古着寄付の対象外になることが多く、通常は可燃ごみで捨てるのが一般的です。中身が見えないように袋に入れるなど、配慮して処分しましょう。
服を断捨離したいのですが、大量にある場合はどうすればいいですか?
大量にある場合は「自治体の布類回収」「古着回収ボックス」「不用品回収業者」の組み合わせが効率的です。時間に余裕があればリサイクル中心、急ぎで一気に片付けたい場合は業者の一括回収が向いています。
ブランド服は捨てずに売ったほうが良いですか?
状態の良いブランド服や人気アイテムは買取対象になることが多く、処分するよりもお得です。使用感が少ない、需要のあるサイズ・デザインであれば、リサイクルショップやフリマアプリでの売却も検討しましょう。
服を捨てる前にやっておくべきことはありますか?
ポケットの中身を確認し、レシートや鍵などを取り出しておくことが必須です。子ども服や制服など名前が書かれているものは、個人情報保護のためタグ部分を切り取ると安心です。
子ども服は寄付することはできますか?
状態が良い子ども服は、NPO団体やリユース団体、海外支援団体などで寄付を受け付けている場合があります。シミ・破れが目立つものは寄付対象外になりやすいため、きれいなものを選んで出しましょう。
収納ケースや衣装ケースごと服を処分したい場合はどうすればいいですか?
中身の服とケース本体は分けて処分する必要があります。服は可燃ごみや布類回収、プラスチック製の衣装ケースは粗大ごみまたはプラ製品として自治体ルールに従って出してください。
衣替えで出た不要な服を一番コスパ良く捨てる方法は?
費用を抑えたい場合は、「状態の良い服はリサイクルショップやフリマアプリ」「その他は自治体の布類回収」を組み合わせる方法がコスパに優れます。量が多すぎる場合は、不用品回収業者の利用も検討しましょう。
クリーニング済みの服は買取価格が高くなりますか?
シワや汚れがない分、クリーニング済みの服は査定で好印象になりやすいです。ただし、ブランド力やトレンド、サイズ感なども査定額に大きく影響するため、「クリーニング=必ず高値」ではない点には注意が必要です。
服を捨てることは環境に悪影響ですか?
ポリエステルなどの合成繊維は焼却時にCO2排出量が多く、埋立処分でも環境負荷があります。可能な限りリサイクル回収やリユースを優先し、やむを得ないものだけを可燃ごみで処分するのが望ましい方法です。
服が大量にある場合、自治体と不用品回収業者ではどちらが安いですか?
費用だけを見れば自治体回収の方が圧倒的に安く済みますが、分別・袋詰め・指定日の縛りなど手間がかかります。時間や労力を節約したい場合は、不用品回収業者の一括回収を利用した方が結果的にメリットが大きいこともあります。
今すぐ服を全部処分したい場合、最速の方法は何ですか?
最速なのは、不用品回収業者の即日回収サービスを利用する方法です。事前に大まかな量を伝えておけば、トラックで一気に回収してもらえます。自治体の布類回収や持ち込みと組み合わせると、費用とスピードのバランスが取りやすくなります。

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