パソコンを処分する際は、一般的なゴミや粗大ゴミとして捨てることができません。パソコンには貴重な金属が使われているため、法律でリサイクルが義務付けられているからです。
そのためパソコンをいざ処分しようと思っても、正しい処分方法はどんなものか、個人情報はどう扱えばいいのかわからないこともあるでしょう。
本記事ではパソコンの処分を考えている方のため に、パソコンがそのまま捨てられない理由や処分する際の注意点、復元できない個人情報の削除の仕方、正しいパソコンの処分方法について解説します。
個人情報を完全に削除し、手間をかけずきちんとした方法でパソコンを処分しましょう。
パソコンの処分はそのまま捨てるのはNG
パソコンを処分する際、他の粗大ゴミのように捨てるのはNGです。パソコンをそのまま処分してはいけない理由や、処分する際にチェックしておきたい要素をまとめました。
パソコンはリサイクルが必須
パソコンは、通常のゴミや粗大ゴミのように処分することができません。
その理由としましては、1991年に公布された資源有効利用促進法により、処分する際はメーカー側が回収とリサイクルを行わなければならないと義務付けられたからです。
【対象】
- ・デスクトップパソコン
- ・ノートパソコン
- ・パソコン用ディスプレイ(ブラウン管や液晶式)
スマートフォンやタブレット、有機EL式ディスプレイ(自治体によって異なる)は、資源有効利用促進法の対象外となります。
また、パソコンは2013年に成立した「使用済小型家電電子機器等の再資源化の促進に関する法律」(通称:小型家電リサイクル法)の対象品となっており、使われている有用な資源(鉄や貴金属、レアメタルなど)のリサイクルが行われています。
上記の法律により、パソコンを処分する際は適切な手続きをしなくてはなりません。勝手な廃棄は貴重な資源を破壊することにもなるため、きちんとした方法でパソコンを処分しましょう。
周辺機器はゴミとして処分できる
パソコンやディスプレイはリサイクルをしなくてはいけませんが、パソコンの周辺機器はそのままゴミに出せるものがあります。
【例】
- ・キーボード
- ・マウス
- ・プリンター
- ・スキャナー
上記の周辺機器は通常のゴミや粗大ゴミとして処分が可能です。ただし、お住まいの自治体によってルールが異なります。実際に処分する際は、事前に自治体のルールをチェックしてください。
パソコンを分解してパーツを取り出すのはありか?
パソコンを自らの手で分解してパーツなどを取り出すのは、一見するとエコに感じるかもしれません。ですが、実際は有効ではありません。
理由としてはパソコンの分解には知識や技術が必要不可欠で、誤ったやり方で分解するとパソコンや部品が壊れる恐れがあるだけでなく、怪我をする可能性があります。
また、パソコンのパーツに関しては進化が早いため、古いパソコンのパーツを新品のパソコンに付けようとしても使えないことの方が多いです。パーツの互換性もないこともあり、取り出したパーツを新しいパソコンに取り付けられないこともあります。
パソコンの分解は現実的ではないため、そのまま処分するのが無難です。
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パソコン処分時の注意点
パソコンを実際に処分する際、確認しておきたいことや事前にすべきことなど、注意点をご紹介します。
PCリサイクルマークがあるか?
パソコンを処分する際は、PCリサイクルマークがあるかどうか確認しましょう。なぜなら、PCリサイクルマークがあればパソコンの処分は基本的には無料で行えるからです。
PCリサイクルマークとは、リサイクルの負担を明確にするために、2003年(平成15年)の10月以降販売されたパソコンやディスプレイに添付されたマーク。PCリサイクルマークがあるということは、パソコンやディスプレイを購入した地点でリサイクル料金を支払っていることになるため、処分の際に追加で料金を支払う必要がありません。
反対にPCリサイクルマークのないパソコンやディスプレイは、リサイクル料金が必要となる場合があります。
- <豆知識:PCリサイクルマークが貼られている場所>
- PCリサイクルマークはパソコンの背面・底面などに貼られています。見つからない場合は、取扱説明書などで貼られている場所を確認しましょう。
デスクトップとノートで処分に違いはある?
ノートパソコンは本体をそのまま処分ができますが、デスクトップパソコンは少し違います。本体に関しては、キーボードやマウスといった付属品をあわせて処分が可能です。
ディスプレイは本体と一緒に処分ができず、本体とは別に処分費用が掛かります。ただし、PCリサイクルマークがディスプレイに付いていれば、ほとんどの場合処分費用がかかりません。
データの移行
パソコンを処分する前にやっておきたいのが、古いパソコンから新しいパソコンへのデータ移行です。
パソコンを処分してしまうと、大事な写真や動画、音楽など、かけがえのないデータを取り出すことができません。パソコンを処分する前はくまなくチェックし、大事なデータを移しておきましょう。
データの移し方は、下記をご参考ください。
種別 | 詳細 |
---|---|
USBメモリや外付けストレージ | ない場合は買う必要があるものの、大切なデータを確実に保存できる |
クラウドストレージ | 周辺機器を買う必要がないのがメリット。大量のデータは時間がかかり、大きなファイルはアップロードができないことも。IDやパスワード忘れにも注意 |
データ移行ソフト | パソコンに直接接続やインターネット経由、LAN経由で移行が可能。パソコンメーカー専用のソフトがあることも。 |
ブックマークやパスワードの移行
ウェブブラウザのブックマークやパスワードは、移行しておくと新しいパソコンでも今まで使ってきたパソコンと同じように使えるので便利です。
主なブラウザごとに、ブックマークやパスワードの移行の仕方をまとめました。
種別 | 詳細 |
---|---|
Google Chrome | Googleのアカウントにブックマークやパスワードが連携されているため、新しいパソコンでログインすれば今まで通りに使えます。 |
Microsoft Edge | ブックマークやパスワードをエクスポートできるため、あらかじめエクスポートを行いましょう。新しいパソコンにてインポートすれば、ブックマークやパスワードが利用できます。 |
Firefox | <ブックマーク> Firefox Syncを用いて新しいパソコンにブックマークを移すか、手動でバックアップを取っておき、バックアップファイルから復元します。 <パスワード> Firefox パスワード管理機能にて、.csvファイルでエクスポート。新しいパソコンにインポートします。 |
データを消去する
パソコンの処分を行う際は個人情報をはじめ数々のデータが流出しないよう、完全に消去する必要があります。パソコンしたことにはなりません上のデータはゴミ箱に捨てる・初期化するだけでは、完全に消去したことにはなりません。
なぜならゴミ箱での削除や初期化では完全に消去しきれておらず、専門のソフトを利用するとデータが復元できてしまうからです。
復元ができず漏洩しないよう完全に消去をするなら、データ消去サービスを実施しているところに依頼するか、データ消去専用のソフトを利用しましょう。
ハードディスクの破壊は可能?
ハードディスクは物理的に壊すことでデータの復元が不可能になりますが、自分で壊すと有害物質が飛散したり、怪我をしたりする恐れがあります。破壊自体は可能ですが、ご自身で行わず業者に依頼するのが無難です。
パソコンの処分方法7選
ポピュラーなパソコンの処分方法が、メーカーや専門業者、不用品回収業者が行う回収です。パソコンの回収方法を7種類、まとめました。
パソコンメーカーの回収
資源有効利用促進法により、パソコンメーカーはパソコンの回収が義務付けられています。そのため、パソコンを処分したい時はメーカーに回収を依頼するのも良いでしょう。
処分したいパソコンにPCリサイクルマークがある場合は、購入時にパソコンに同梱された付属品ごと無料で回収してくれます。PCリサイクルマークがない場合は有料での回収となるため、注意しましょう、
<PCリサイクルマークがない場合の料金目安>
種別 | 費用 |
---|---|
デスクトップパソコン本体、ノートパソコン、液晶ディスプレイ、液晶ディスプレイ一体化型パソコン | 3,300円(税込) |
CRT ディスプレイ、CRT ディスプレイ一体型パソコン | 4,400円(税込) |
デスクトップパソコン本体+CRT ディスプレイ | 7,700円(税込) |
デスクトップパソコン本体+液晶ディスプレイ | 6,600円(税込) |
- メリット
- PCリサイクルマークがあれば無料で処分ができる
- デメリット
- 実際に処分できるまで時間がかかる、手続きが手間取る、PCリサイクルマークがないと有料
パソコンメーカーはデータ消去サービスを実施していないところが多いですが、リサイクル工程でハードディスクを破壊するため、データの流出のリスクはほぼありません。気になる方は事前にご自身の手で、データを消去しておきましょう。
一般社団法人パソコン3R推進協会に依頼
・処分したいパソコンのメーカーがすでに倒産している
・パソコンメーカーが日本から撤退している
・自作パソコンを処分したい
上記に当てはまり、回収を依頼するパソコンメーカーがわからない場合は、一般社団法人パソコン3R推進協会に依頼するのも良いです。
一般社団法人パソコン3R推進協会では、回収するメーカーが分からないパソコンを有償にて回収しています。
- メリット
- PCリサイクルマークがあるものなら無料で回収してもらえる
- デメリット
- 手続きの手間が掛かる、PCリサイクルマークがなければ目安としてパソコン1台4,400円(税込)と別途振込手数料が必要
なおデータ類に関しては、自ら消去しなくてはなりません。
詳しくは、一般社団法人パソコン3R推進協会のホームページをご確認ください。
https://www.pc3r.jp
リネットジャパンへ依頼
小型家電リサイクル法の認定事業者であるリネットジャパンも、パソコンを処分する際に考慮したい業者です。リネットジャパンは全国で700を超える自治体と連携しているサービスで、不要となったパソコンを宅配便にて回収し、リサイクルを実施しています。
【対象】
- ・デスクトップパソコン
- ・ノートパソコン
- ・タブレットパソコン
リネットジャパンでは、壊れていても古くても回収が可能。パソコンの回収は1箱(3辺の合計が140センチ、重量が20kg以下)であれば、通常1箱1,600円(税抜)を無料で回収してもらえます。
- メリット
- 1箱まで無料、玄関先まで回収に来てくれる、自治体と連携したサービスで安心、ハードディスクのデータ消去サービスにも対応(1台3,180円税抜)
- デメリット
- 大量にある時は箱詰めの手間がかかる、規定の箱のサイズや重量を超えると回収できない
自治体の回収ボックス
自治体によってはリサイクルや環境保全を推進するために、回収ボックスを公共施設などに配置。
ノートパソコンやプリンターなどの周辺機器が回収ボックスに入る場合、無料で回収を行う自治体もあります。(ノートパソコンを回収ボックスの対象としていない自治体もあるので注意)
<配置している都市と回収例>
地域名 | 詳細 |
---|---|
横浜市 | 30cm×15cmの回収ボックスの投入口に入れられる、長さ30cm未満のパソコンもしくはディスプレイ |
さいたま市 | 30cm×15cmの回収ボックスの投入口に入るノートパソコン |
など。
- メリット
- ・投入口に入れば費用も手続きも不要でスムーズに処分ができる
- デメリット
- ・すべての自治体で配置されているわけではない、回収ボックスが配置されていてもパソコンが対象外なこともある、デスクトップは投入口に入らず処分は不可能
回収ボックスの利用時は、パソコンのデータをご自身で消去しなくてはなりません。回収ボックスをご利用の際は、お住まいの自治体にあるか・パソコンが対象かどうか、事前にご確認ください。
パソコンメーカーや販売店で下取り
新しいパソコンを購入しつつ古いパソコンを処分したい時は、家電量販店やパソコンメーカーが行う下取りサービスを活用するのも良いでしょう。
パソコンメーカーや家電量販店が買い取ってくれるパソコンの下取りサービスなら、古いパソコンを手放しつつ新しいパソコンの購入代金に充てられます。
- メリット
- 新しいパソコンをお得な価格で購入できる
- デメリット
- ・
- ・全てのパソコンが下取りの対象ではない、古すぎるパソコンは対象外の可能性も、新品買い替え時のみ利用できる場合もある、データ消去は自身で行う
新しいパソコンに買い替える際はメーカーや販売店のホームページをチェックし、処分したいパソコンが対象機種かどうか確認しましょう。
購入店舗に回収依頼
家電量販店などでは下取りサービス以外にも、不用となったパソコンの回収も行っております。店舗によって費用などが異なるため、気になる方は購入した店舗に問い合わせてみましょう。
以下に、主な家電量販店の回収サービスについてまとめました。
<家電量販店別回収サービスの例>
店名 | 費用 | データ消去 |
---|---|---|
ヨドバシカメラ | 1箱2,200円(税込)、1箱のサイズは3辺合計が160cm・30kg以内 | 1台3,498円(税込) |
ビックカメラ | 1箱1,958円(税込)、梱包した状態で3辺160cm・30キロ以内 | 1台3,498円 (税込) |
ヤマダ電機 | 0円(送料、リサイクル料金、その他費用込み) | データ消去も無料 |
エディオン | パソコン本体のみ0円 、液晶・プラズマディスプレイモニター※(23型以下)は550円(税込) 、ディスプレイモニター(24型以上)は4,400円(税込) | ×。自身で消す必要あり |
ケーズデンキ | パソコン本体は0円、PCモニターの回収は有料 | ×。自身で消す必要がある |
ノジマ | モバイル会員に限り、店頭にてノジマ | × |
- メリット
- ・手続きがかんたん、ポイントなどの特典が付くところもある
- デメリット
- ・店舗によって費用がかかる、箱に入れる際にサイズや重さの指定がある場合もある、データ消去は自身で行わなくてはならない
気になる店舗があれば実際に問い合わせて、処分したいパソコンが回収可能かどうか確認してみると良いでしょう。
不用品回収業者
「とにかく急ぎで処分したい」
「処分したいパソコンが多い」
「パソコン以外にも処分して欲しいものがある」
上記に当てはまる方は、不用品回収業者がおすすめです。
不用品回収業者は他の方法と比較すると費用が高めですが、その分メリットが豊富です。
パソコンが複数ある際や他に処分したいものがある時も、まとめて依頼が可能。不用品回収業者はパソコンの新旧やPCリサイクルマークの有無、状態も問いません。対応もスピーディーで即日処分も可能なため、急いで処分したい時に頼りになります。
- メリット
- ・処分したいパソコンが複数ある時もまとめて依頼ができる、他の不用品も合わせて依頼できる、回収日時を依頼側が指定可能、最小限の手間で処分できる、梱包などの手間がいらない
- デメリット
- ・単品だと費用が高くなる傾向、悪徳業者もいる、データ消去が行えるかは業者によって異なる
不用品回収業者が便利な点
不用品回収業者が便利な点は、4つあります。
■1.労力がかからない■
不用品回収業者は他の方法と異なり、依頼すると運び出しまでお任せできて便利です。他の方法のように梱包や持ち込みの必要がなく、処分のための手間をかけずに不要なパソコンをスムーズに処分できます。
回収当日も立ち会うだけで良いため、最小限の労力で処分が完了します。
■2.周辺機器もまとめて任せられる■
不用品回収業者はトラックに積み放題や容量に応じたプランで回収を行っているため、パソコン本体と合わせてディスプレイやキーボードにマウス、プリンターといった周辺機器もまとめて任せられます。
他の方法では同梱できる条件があったり、場合によっては別々に依頼したりしなければいけないものもありますが、、不用品回収業者なら分けることなく合わせて依頼が可能。パソコン関係以外の不用品も一緒に依頼できるため、部屋や家の中をスッキリできます。
■3.買い取りもあわせて依頼できる■
回収だけでなく買い取りも行っている不用品回収業者に依頼すれば、手続きが一本化されて手間が省けて便利です。パソコン以外の不用品も買い取ってもらえるため、回収費用を抑えられる可能性があります。
■4.対応が迅速■
不用品回収業者はスケジュールが合えば即日の回収や、土日祝日、早朝・深夜の対応もしており、迅速な回収が可能です。急な引越しや急いでパソコンを処分したい時に頼りになります。
不用品回収業者の注意点
不用品回収業者に依頼する際の注意点は2つあります。
■1.データ消去を実施していないところもある■
不用品回収業者はパソコンの回収は行っていても、データ消去に対応していないところもあります。
事前にデータ消去も行えるか確認し、ご自身でデータを消去するか、サービスとしてデータ消去を行う不用品回収業者に依頼すると良いです。
■2.悪徳業者に注意■
不用品回収業者は少なからず悪徳業者がいるため、依頼する際は必ず注意しましょう。きちんとしたところか否かは、下記のポイントで見分けてください。
- ・一般廃棄物処理業の許可を得ているか、一般廃棄物処理業の許可を得た業者と提携している
- ・「無料で回収する」と強調していない
- ・巡回している業者には依頼しない
- ※「無料」を強調する業者には要注意
- 昨今の物価高の中、「無料」と聞くと依頼したくなるのはわかりますが、無料で回収すると宣伝する業者は悪徳業者である可能性があります。なぜなら、不用品回収は必ずコストがかかるもの。全ての工程を無料で行えるわけではないからです。
無料と宣伝する業者は、「積み込みは無料」「キャンセルには料金が掛かる」「特別な処理が必要」と難癖をつけ、後から高額な費用を請求してきます。
その他にも、「リサイクル料金や処理費用が掛かった」などと後から色んな請求をし、無料どころか気が付けば高額な費用になることもしばしばあります。無料を強調する業者には依頼しないようにしてください。
- ※近所を巡回している業者に依頼しても良い?
- 答えはノーです。なぜなら近所を巡回する業者は、許可を得ていない悪徳業者である可能性があるからです。拠点を設けずに巡回している業者は、とある地域で悪評が立ってもエリアを変えることで営業ができてしまうため、悪徳業者である可能性が高い傾向にあります。
つい巡回する業者に依頼してしまうと、安価だと思ったはずが積み込み後に高額請求されたり、不法投棄され依頼者側に責任が生じたりするといった危険があるのはご存知でしょうか。
不用品回収業者に依頼する際は近所を巡回する業者ではなく、きちんと拠点を持った業者に依頼しましょう。
処分したいパソコンを売却する方法3選
処分したいパソコンを少しでもお金に換えたい方は、売却もご検討ください。手間はかかりますが、成立すれば家計の足しにもなるでしょう。
リサイクルショップ
発売してから日が経っていないパソコンであれば、リサイクルショップを利用するのも良いでしょう。パソコンによっては買い取りが成立し、多少なりとも収入となります。
- メリット
- ・買い取りが成立すれば処分費用がかからない、ちょっとした収入になる
- デメリット
- ・古いパソコンは買い取りが難しい、データ消去は自ら行わなくてならない
リサイクルショップは買い取ったパソコンを再販売することで利益を出しているため、新しく有名なパソコンメーカーであると、買い取りが成立する可能性が高くなります。
また、付属品が揃っている・綺麗な状態であれば、高値も期待できるかもしれません。
売る際の注意点
リサイクルショップに限らず、パソコンを売る際は下記をご確認ください。
■事前に動作チェックする■
パソコンを売却する際は、事前に動作チェックを行いましょう。動かないパソコンは中古販売店やリサイクルショップでは買い取りが難しく、フリマアプリやオークションでは購入者からクレームが入ります。
パソコンを売る際は事前に動作チェックを行い、問題なく動くものを売りに出しましょう。
(フリマアプリやオークションの場合は、動かないパソコンを「ジャンク品」と記載して格安の値段で売りに出すのも良いです。)
■値段が付くパソコンは新しいもの■
パソコンで買い取りが成立するのは、目安としては購入してから3年程度のもののみ。古いパソコンは最新のOSやソフトウェアが快適に動かず動作も遅いため、5年以上前のものは買い取りの対象になりづらいです。
中古販売店
リサイクルショップよりも高値で売りたい時は、パソコンの中古販売店の利用を検討してみてはいかがでしょうか。専門知識を持つ中古販売店なら、リサイクルショップよりも高値での売却が期待できます。
特に製造から間も経っていないパソコンや、Macbookのような人気が高いパソコンであれば、高価格での買い取りが期待できるでしょう。
- メリット
- ・古いパソコンは買い取りが難しい、データ消去は自ら行わなくてならない古いパソコンは買い取りが難しい、データ消去は自ら行わなくてならない
- デメリット
- ・新しいパソコンや価値のあるパソコンでないと買い取りは難しい、データ消去は自身で行う必要がある
中古販売店を利用する際は事前に見積もりを出したり、処分したいパソコンの買い取り価格を調べたりしておくと、利用するか否かの判断が付きやすいです。
フリマアプリやオークション
フリマアプリやオークションは価格が自由に設定できるため、成立すれば他の買い取り方法よりも高額で売れる可能性があるのが魅力です。
- メリット
- ・成立すれば臨時収入になる、手放す際に処分費用が掛からない
・価格を自分で決められる
- デメリット
- ・確実に売れるわけではない、いつ売れるかはわからない、出品から発送までの手間がかかる、クレームなどのトラブルが生じることも、発送の際は壊れないよう丁寧に梱包しなくてはならない、データは自身で責任をもって消去する
手間やトラブルに発展する可能性があるものの、成立すれば他の買い取りサービスよりも高値が期待できるのがフリマアプリやオークションです。手間をかけるのが苦ではない方は、利用してみるのも良いでしょう。
まとめ
パソコンはリサイクルが必要なため、他の粗大ゴミのように処分することができません。本記事でご紹介した方法の中から、ご自身に合うものを選んで処分しましょう。方法によっては、個人情報の完全削除はお忘れなく。
下記に本記事の各処分方法のメリットデメリットを一覧にしました。
【パソコンの処分方法のメリットデメリットまとめ一覧表】
処分方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
パソコンメーカーの回収 | リサイクルマークがあれば無料 | 時間がかかるし、リサイクルマークがないと有料になる |
一般社団法人パソコン3R推進協会に依頼 | リサイクルマークがあれば無料 | 手間がかかる。有料の場合4,400円の費用が発生 |
リネットジャパンへ依頼 | 段ボール1箱まで無料、家まで回収に来てくれる、自治体と提携で安心、デーダ消去サービスも有料でやってくれる | 箱詰めの手間がかかる。規定の箱サイズでなければ回収不可になる |
自治体の回収ボックス | 投入口に入るものなら簡単に処分できる | 投入口に入らないパソコンは処分不可 |
パソコンメーカーや販売店で下取り | 新しいパソコンがお得に購入できる | 下取りの条件有。古いパソコンは対象外 |
購入店舗に回収依頼 | 手続きが簡単。ポントがもらえる | 店舗によっては有料。サイズや重さの指定がある場合がある |
不用品回収業者 | パソコンの処分以外にもゴミを回収してくれる。日時が指定可能。手間がかからない | パソコン単品だと費用が高くなる。悪徳業者も存在する |
リサイクルショップ | 無料または利益になる | 古いパソコンは売却できない可能性が高い |
パソコン専門中古販売店 | 無料または利益になる | 新しめのパソコンでないと買取できない可能性が高い |
フリマアプリやオークション | 売買成立すれば利益になる | 確実に売れるわけではない。出品・発送等の手間がかかる |
処分したいパソコンが大量にある時や、他の周辺機器や粗大ゴミもまとめて依頼したい、急ぎで処分しなくてはならない時は、不用品回収業者へ依頼するのがおすすめです。
不用品回収業者なら最小限の手続きと労力で依頼ができるうえ、迅速な対応によりスムーズに不要なパソコンを処分できます。
不要となったパソコンをきちんとした手段で処分して、部屋や棚の中をスッキリさせませんか?
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